OPZ。
知らなかった。
今の今まで知らなかった。
Maya で試したらできちゃった。
もしかして XSI でも同じか? と思って試したら、できちゃった orz
カメラのナビゲーションの話です。
結論だけ先に言うと、XSI で言うと S キーを押しながら、Maya で言うと Alt キーを押しながらカメラをぐりぐりと回したとき、Shift を押しながらドラッグすると、動きがタテもしくはヨコに制限できる。 これをさっき発見してしまったというだけの話です。 以降はどうでもいいうざったい話ですのでどうぞスルーしてやって下さい。
SI|3D の時代から使っている俺は、カメラナビゲーションと言えば S キーではなく、OPZ だったわけです。
O はオービットツール、つまりカメラぐりぐり回すやつ。
P はドリーツール、つまりカメラ位置による寄り引きですね。
Z はパン&ズームツール、つまり向いている方向は変えないまま平行移動、そしてレンズを使った寄り引きですね。 どうでもいいけどこれ、パンじゃなくてトラックと言うべきなんじゃないか。正しい呼び方としては。
XSI から入った人は大抵 S キー使いますよね。 俺は基本的に S キー使いませんでした。 その理由のひとつは、オービットツールの時に中クリックや右クリックを使えば動く方向を制限できるという機能を失いたくなかったからです。
例えば O キーを押しながら左ドラッグすると、タテヨコ自由にカメラを回せます。これは S キーと同じ挙動です。 しかし、このタテヨコ自由に回ってしまうという挙動が不便な場面も多いです。 例えばカメラアングル/フレーミングを緻密に決めるレイアウト作業においては、左右はもうこれでいいんだけど上下方向のみもうちょっとティルトアップしたいとか、そういうことはよくあります。こんなときに、オービットの動きをタテ、もしくはヨコだけに制限したくなるわけです。 そこで Oキーを押しながら中ボタンもしくは右ボタンでドラッグします。 すると、オービットのカメラぐりぐり回転がタテ/ヨコに制限されます。 非常に便利です。
S キーはこれができねえじゃん。
って思ってたんですよね。
こうして 2012年まで OPZ 普及委員会をやっていた俺でしたが、2013年になって、違う大きな理由から S キーを使うようになりました。 2013年に Maya様を使い始めたのです。諸般の事情で仕方なく。 これはとてつもなく大きな理由でした。
Maya 様のカメラナビゲーションは Alt キーですよね。 XSI の OPZ に相当する個別のツールはもちろん Maya様にもありますけど、まだ習得を始めたばかりのソフトウェアで、いきなり OPZ のショートカット(ホットキー)をそれらに割り当てることは得策ではない。 だから基本的に、Alt を受け容れるしかない。
だから Maya の Alt に慣れるために、XSI でも S キーを受け容れたのです。 まだ XSI もガンガン使うんだけど、S キーで慣れておけば、S と Alt の違いはあってもまあ大丈夫だろう、急に Maya を起動してもなんとか操作できるであろう、少なくとも OPZ からは脱却しないといかんだろう、と思ってね。 XSI の設定をいじって S キーの時のマウスボタンの設定も Maya 用にしました。 すべては Maya 様のためです。ええそうですとも。
あ、考えてみれば、 XSI も Alt 操作にすればよかったのか。そういうカスタマイズできるよな。 なぜそうしなかったんだっけ。 Alt を使ったショートカットが使えなくなるとか、何か都合あったっけ? 忘れちまったよw
こうして俺は Maya様のために OPZ教を脱会し、タテヨコ制限のオービットをしたい時だけ O キーを使うことにして、基本的には S/Alt 教に入信したのです。 魂を切り売りして生きてます。
でも、Alt の時もタテヨコ制限できました。 なんのことはない、Shift キー でした。 今日 Maya で気づきました。
XSI ならオービットツールの中・右クリックでタテヨコ制限ができると分かっているわけですが、オービットツールに相当する Maya の Tumble ツールではどうなるのだろうと思って中・右クリックをやってみたら、制限がかかりません。普通にタテヨコ自由に回ってしまいます。 なんだ、Maya 様そんなこともできねえのかよ (^Д^)プゲラ とか思ったんですが、試しに Shift 押しながらやってみたら、あっさりできました。 わっ さすが Maya 様 (゚∀゚) これがやりたかったんですよ (゚∀゚)
ちなみに、タテかヨコかは、最初にドラッグを始める方向で決まりますね。例えばヨコ方向にドラッグを始めた時は、マウスボタンをリリースするまで、ヨコに制限がかかった動きになります。
そして、わざわざ単独の Tumble ツールのモードに入らなくても、いつもの Alt キーのナビゲーションでも、Shift を押しながらぐりぐり回せば、タテヨコ制限がかかると分かりました。 Maya様 愛してます(゚∀゚)
となると、XSI はますますダメ子ちゃんですね。 Maya 様では Shift キーを押すだけで制限ができるのに、XSI ではわざわざ S キーとは別に用意されたオービットツールを使わねばならず、しかも中ドラッグとか右ドラッグとか、ペンタブ野郎にはちと厳しい操作を強要してくる。 そんなことしてるから滅亡の道をたどるんですよ。 反省しなさい XSI 様。
とか思いながら、どうせあなたには無理ですけどねーと嘲笑しつつ試しに XSI の S キーの操作中に Shift を押してみたら、ちゃんとタテヨコ制限できました orz
XSI でも普通にできるじゃねえかよっ
俺が何年も知らなかっただけかよっ ワァァ <(゚Д゚)> ウソダトイッテクレ
しかも、S キーの時に Shift + 右クリックでロールができるなんてのも知りませんでした・・・・。 今まで L キー使ってたよ俺は orz
ちなみに Maya様の Alt でのナビゲーションでは、このロール操作はできませんよね? XSI のように Shift + 右クリックをしてみたら、Shift を押してない時の右クリックと同様、ドリーの動作になりました。 となると、Maya 様では専用の Roll ツールを使わなければいけないのでしょうか。知っているお方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
ともかくですね、XSI で OPZ を使う理由がまたひとつ少なくなった気がしています。 S に慣れた時点で P はもう要らなかった。 Z は、パン操作ではもう必要ない。レンズを変えたい時だけ、まだ使いますかね? 一番の問題だった O は今回のこの Shift を押す動作でまかなえるので、おそらく不要になりました。
まあ、XSI で今さら発見があってもちょっとアレですけどね。 今回の話では、Maya でも Shift で同じ制限ができるということがわかった、という意義の方が大きいということになりますね。(´・д・`)ハァ・・・・
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