カテゴリー「XSI Interface」の29件の記事

2014年3月22日 (土)

OPZ。

知らなかった。
今の今まで知らなかった。
Maya で試したらできちゃった。
もしかして XSI でも同じか? と思って試したら、できちゃった orz


カメラのナビゲーションの話です。

結論だけ先に言うと、XSI で言うと S キーを押しながら、Maya で言うと Alt キーを押しながらカメラをぐりぐりと回したとき、Shift を押しながらドラッグすると、動きがタテもしくはヨコに制限できる。 これをさっき発見してしまったというだけの話です。 以降はどうでもいいうざったい話ですのでどうぞスルーしてやって下さい。





SI|3D の時代から使っている俺は、カメラナビゲーションと言えば S キーではなく、OPZ だったわけです。


O はオービットツール、つまりカメラぐりぐり回すやつ。 

P はドリーツール、つまりカメラ位置による寄り引きですね。 

Z はパン&ズームツール、つまり向いている方向は変えないまま平行移動、そしてレンズを使った寄り引きですね。 どうでもいいけどこれ、パンじゃなくてトラックと言うべきなんじゃないか。正しい呼び方としては。




XSI から入った人は大抵 S キー使いますよね。 俺は基本的に S キー使いませんでした。 その理由のひとつは、オービットツールの時に中クリックや右クリックを使えば動く方向を制限できるという機能を失いたくなかったからです。

例えば O キーを押しながら左ドラッグすると、タテヨコ自由にカメラを回せます。これは S キーと同じ挙動です。 しかし、このタテヨコ自由に回ってしまうという挙動が不便な場面も多いです。 例えばカメラアングル/フレーミングを緻密に決めるレイアウト作業においては、左右はもうこれでいいんだけど上下方向のみもうちょっとティルトアップしたいとか、そういうことはよくあります。こんなときに、オービットの動きをタテ、もしくはヨコだけに制限したくなるわけです。 そこで Oキーを押しながら中ボタンもしくは右ボタンでドラッグします。 すると、オービットのカメラぐりぐり回転がタテ/ヨコに制限されます。 非常に便利です。


S キーはこれができねえじゃん。

って思ってたんですよね。 


こうして 2012年まで OPZ 普及委員会をやっていた俺でしたが、2013年になって、違う大きな理由から S キーを使うようになりました。 2013年に Maya様を使い始めたのです。諸般の事情で仕方なく。 これはとてつもなく大きな理由でした。 

Maya 様のカメラナビゲーションは Alt キーですよね。 XSI の OPZ に相当する個別のツールはもちろん Maya様にもありますけど、まだ習得を始めたばかりのソフトウェアで、いきなり OPZ のショートカット(ホットキー)をそれらに割り当てることは得策ではない。 だから基本的に、Alt を受け容れるしかない。

だから Maya の Alt に慣れるために、XSI でも S キーを受け容れたのです。 まだ XSI もガンガン使うんだけど、S キーで慣れておけば、S と Alt の違いはあってもまあ大丈夫だろう、急に Maya を起動してもなんとか操作できるであろう、少なくとも OPZ からは脱却しないといかんだろう、と思ってね。 XSI の設定をいじって S キーの時のマウスボタンの設定も Maya 用にしました。 すべては Maya 様のためです。ええそうですとも。

あ、考えてみれば、 XSI も Alt 操作にすればよかったのか。そういうカスタマイズできるよな。 なぜそうしなかったんだっけ。 Alt を使ったショートカットが使えなくなるとか、何か都合あったっけ? 忘れちまったよw

こうして俺は Maya様のために OPZ教を脱会し、タテヨコ制限のオービットをしたい時だけ O キーを使うことにして、基本的には S/Alt 教に入信したのです。 魂を切り売りして生きてます。



でも、Alt の時もタテヨコ制限できました。 なんのことはない、Shift キー でした。 今日 Maya で気づきました。


XSI ならオービットツールの中・右クリックでタテヨコ制限ができると分かっているわけですが、オービットツールに相当する Maya の Tumble ツールではどうなるのだろうと思って中・右クリックをやってみたら、制限がかかりません。普通にタテヨコ自由に回ってしまいます。 なんだ、Maya 様そんなこともできねえのかよ (^Д^)プゲラ とか思ったんですが、試しに Shift 押しながらやってみたら、あっさりできました。 わっ さすが Maya 様 (゚∀゚)  これがやりたかったんですよ (゚∀゚)

ちなみに、タテかヨコかは、最初にドラッグを始める方向で決まりますね。例えばヨコ方向にドラッグを始めた時は、マウスボタンをリリースするまで、ヨコに制限がかかった動きになります。 


そして、わざわざ単独の Tumble ツールのモードに入らなくても、いつもの Alt キーのナビゲーションでも、Shift を押しながらぐりぐり回せば、タテヨコ制限がかかると分かりました。 Maya様 愛してます(゚∀゚)





となると、XSI はますますダメ子ちゃんですね。 Maya 様では Shift キーを押すだけで制限ができるのに、XSI ではわざわざ S キーとは別に用意されたオービットツールを使わねばならず、しかも中ドラッグとか右ドラッグとか、ペンタブ野郎にはちと厳しい操作を強要してくる。 そんなことしてるから滅亡の道をたどるんですよ。 反省しなさい XSI 様。


とか思いながら、どうせあなたには無理ですけどねーと嘲笑しつつ試しに XSI の S キーの操作中に Shift を押してみたら、ちゃんとタテヨコ制限できました orz

XSI でも普通にできるじゃねえかよっ 
俺が何年も知らなかっただけかよっ
ワァァ <(゚Д゚)> ウソダトイッテクレ



しかも、S キーの時に Shift + 右クリックでロールができるなんてのも知りませんでした・・・・。 今まで L キー使ってたよ俺は orz  

ちなみに Maya様の Alt でのナビゲーションでは、このロール操作はできませんよね? XSI のように Shift + 右クリックをしてみたら、Shift を押してない時の右クリックと同様、ドリーの動作になりました。 となると、Maya 様では専用の Roll ツールを使わなければいけないのでしょうか。知っているお方がいらっしゃいましたら教えて下さい。






ともかくですね、XSI で OPZ を使う理由がまたひとつ少なくなった気がしています。 S に慣れた時点で P はもう要らなかった。 Z は、パン操作ではもう必要ない。レンズを変えたい時だけ、まだ使いますかね? 一番の問題だった O は今回のこの Shift を押す動作でまかなえるので、おそらく不要になりました。



まあ、XSI で今さら発見があってもちょっとアレですけどね。 今回の話では、Maya でも Shift で同じ制限ができるということがわかった、という意義の方が大きいということになりますね。(´・д・`)ハァ・・・・

.

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年2月18日 (火)

ソートします。

スケマティックビューでマウスドラッグして矩形選択しますよね。


Recsel

こういう風に。 四角を描いて選択します。


すると、選択したオブジェクトは、名前がちゃんと連番になっているにも関わらず、選択順は連番の順になってないんですよね。




なんでですか。アフォですか。昔から思ってました。


どういう時困るかと言うと、親子付けするときとかですね。このように矩形選択で選択したために選択の順番が名前順になってない時、誰かの子供にしたりすると、名前順ではないその順番で親子付けされてしまいます。 そうなると、スケマティックビューでノードを整列し直したとき、そのおかしい順番で並んでしまうんですよね。 なので I キーを押して並びを直してやらないと見づらい。 これがめんどくさい。

あとはリネームとかですよね。マルチモードの PPG を出して名前を入力してイッキに連番名にする時とか、もちろん選択順でリネームされますからね。




まあ最近の若僧はスケマティックを使わずエクスプローラばかり使うらしいから問題ないみたいだけど、あなた、人生の半分損してますよ。スケマティックは人生の半分です。 ええそうです。

っていうか最近の若僧は XSI を使わないよね。 うん、あなたの人生、ほぼ幸せのはずです。 今どき XSI と一緒にいると人生を棒に振ります。俺は知ってて一緒にいます。俺の人生そんなもんです。




ともかくですね、スケマティックで矩形選択したときでも、ちゃんと名前順にソートされた状態の選択にして欲しいんですよ。嘔吐デスク様。アフォですか。

と長年思っていたけどさっき条件反射的にスクリプト書きました。超シンプルスクリプト。 なんとなくちゃんと動いているように見えるが、きっと不都合な場面も多いだろうな。まあいいや。


JScript
---------------------------------------------------

var aItems = new Array();
for ( var i=0; i<Selection.count; i++ )	{
	aItems.push( Selection(i).Fullname );
}
aItems.sort();
SelectObj( aItems );
Logmessage( "ソートして選択し直しますた。 : " + Selection.GetAsText() );

---------------------------------------------------

こんだけなんですけどね。


このスクリプトをダウンロードする(右クリックで保存とか)



何か選択して実行すると、その選択中のオブジェクトの名前を、内部的にソートします。そしてソート後の結果を使って改めて選択し直します。結果、名前順の選択が実現しているはずです。 このスクリプトがするのはここまでです。 後は、この状態で親子付けとかすれば、ちゃんと名前順で親子付けされます。 もちろんリネームも選択順でされます。 そんだけです。

ソートは、他に方法を知らないもんだから、JScript の Array に対する sort メソッドをよく挙動も知らないまま白痴的に使ってますが、これだと不十分だったりする場面も出てくるんでしょうね。 でも他に知らないの。 何かいいアイデアあったら教えて下さいね。







2014年にもなってまだ XSI のスクリプト書いてブログに載せたりしてる俺って・・・・ ゑへへ。俺の人生そんなもんです。よろしくお願い致します。


ごきげんよう

.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年10月 1日 (火)

すっからかんのシーン。カメラすらない。

いや、これもほんと、どーでもいいネタなんですが、さっき気づいたもので・・・。


XSI って、シーンに必ず1つはカメラが必要ですよね。 最後のカメラを削除しようと Delete キーとか押しても、消えないじゃないですか。 そういうもんだと思ってました。 しかし、そうではなかったんですよ。 知ってました?


XSI を起動、もしくは新規シーンをすると、このようなオブジェクトが既にありますよね。

Nocam1

シーンルートは実体の無いものだから別として、 カメラリグと、ライトのみがあります。




で、このうち、ライトは普通に消すことができますよね。ライトが全く無いシーンというものは普通に存在可能です。 

一方カメラの方は、カメラリグ内のカメラ本体以外の部品、つまり Root Interest は削除できます。

Nocam2

こういう状態ですね。 はい。 これ以上は消せません。 カメラ本体は消えてくれません。 Delete 押しても消えないし、スクリプトで DeleteObj コマンドを走らせても、最後のカメラ1個は消えてくれないのです。


ということで、これが XSI における最小限のシーン、ということになると思います。


・・・・思ってました。


実は違ったんです。





このように Model の子供にします。

Nocam3




次に、この Model から中クリックで ブランチ選択 します。

そして渾身の力を込めて Delete キー を押します。


Nocam4

XSI を十何年使い続けて初めてたどり着いた、カメラすらない、すっからかんのシーンです。 おめでとう俺。 とうとうここに立つことができたね。






カメラが無いので、ビューポート上でそのカメラの画角範囲を表すゲートの表示もなくなってますね。 ビュー左上のカメラの名前を表示する場所には、No Cameras という表示になっています。

Pass のオプションを見てみると、

Noncam_pass

カメラの部分は No Scene Cameras という表示になっています。


このように、No Camera とかそういう表示の文字を用意しているんだから、開発者側としては、カメラが存在しないシーンというものは、ちゃんと想定済みなのではないでしょうかね? 
単にユーザの操作上の混乱を防ぐために、GUI から普通にカメラを消そうとすると最後の1個だけは消せないという、UI 上の制限を付けているだけ、ということなのかな。  あるいは、カメラが存在しないとまずいもの、例えば上記の Pass の設定とかですが、そういう色んな箇所でカメラの存在の有無をチェックするプログラムを書くのが面倒くさくなってしまって、ええいカメラは必ず1個は存在しなければいけないという風に見える UI にしちまえー ってことでこうしたのかも知れません。たぶん後者です。 間違いなく後者です。


カメラはなくとも、S キーなどでビューをぐりぐり動かすことはできます。 レンダリジョンを描けばレンダもできました。 でも Pass をレンダしようとすると Invalid Pointer というエラーが出て止まりました。

ほらね。やっぱり。  カメラの有無を調べて 「カメラがないと Pass のレンダはできません」 とかユーザに警告を出すのがあるべきソフトウェア設計の姿ですが、Pass だけでなくあちこちでそういうことをしなければいけないので面倒くさがって、エラーで実行が止まるのは完全放置プレイにしているわけですよ。 その代わりに、そもそもカメラがひとつも存在しないという状況をユーザが作れないように最後のカメラは削除できなくする、という根性の捻じ曲がったインプリでその場しのぎをしたわけです。ええそうに違いありません。 そのくせ、Model からブランチ選択なら消せるなどという抜け道が存在してしまうあたり、実に XSI らしい感じで微笑ましくなります。 

と、またこんなどうでもいい記事に時間とエネルギーを使ってしまいました。 こんなもん、書かなければ電力需要はもっと下げることができます。 あなたもこんなどうでもいい記事読んでないでさっさと仕事終わらせなさい。社会のリソースの無駄遣いです。それではごきげんよう。






.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年6月10日 (月)

4画面で起動しましょうよ。

2014 のこの時代、しかも SP1 すら出ているこの時代に、ようやく 2013 に移行しているといういつもの定説パターンであります。



で、2013 を起動すると、なんか違和感がある。 なんか違うソフトウェアを起動したかのような大きな違和感がまず襲ってくるわけです。


すぐに気づきましたが、1画面で起動しやがるんですね。 画面いっぱい、シーンに最初から入っているカメラのビューです。


まるで他の嘔吐デスクソフトウェアのようで違和感あるというのもそうですが、作業の都合上、どうせ速攻で4画面に戻すわけですよ。 なら最初から4画面で起動すればいいじゃない。今まで通りに。


と思って起動と同時に4画面に設定するスクリプトでも書こうかと思ったんだけど、機能としてありそうだったのでサポートさんに聞いてみたらありました。


Vb_1

こんなプリファレンスを付けてくるあたり、嘔吐デスク様の 「1画面で起動するという嘔吐デスク色に染めたいんだけど、4画面起動もできるようにしておかないと、きっと古いユーザからディスられるんだろうな・・・orz」 という気持ちが伝わってとても良いです。


しかし、なんであえてこんな風にしたのでしょうかね?  1画面起動にしてくれ! という要望が強かったんですかね?  俺なんかは、こんなところに手を入れるのは開発資源の無駄遣いじゃないかと思うんですが、どうですかね。 まあ、このオプションを付けたりするのは開発の手間としては比較的簡単なんでしょうけどね、でもいくら簡単だからと言って、今までずっと4画面で起動してきたのにわざわざ手を入れて1画面起動に変えてしまうその意義が、俺にはあまり分かりませんよ。 そんな部分で嘔吐デスク色を主張したところで、全体見ればわかりますがそれぞれ全然違うソフトウェアですからね。 アイコンやパッケージのルックとか統一しても無駄。 同一の会社が所有・開発する全然違うソフトウェアで別にいいじゃない?  ソフトウェア間での連携の機能は強化されているんだから、こういうどうでもいい部分を無理に統一しなくたって、ユーザは別に違和感も不都合もないですよ。 こんなところを変える変えないでくだらない会議をしたりプログラマの労力を使ったりしないで、シェーダのバグのひとつも直してくれって感じですよ。




もうひとつ、2013 で気づいたのは、ビューに表示するグリッドのプレーンが、色々選べるようになったんですね。

Plane_1

あ、嘔吐デスク様、これはとても良いです! (゚∀゚)
スナップもできる!

特に、カメラやユーザビューなどパースのあるビューで、スクリーン座標のグリッドが表示できるのがありがたい。 たまに何かの位置合わせ的な何かとか、滑り止め的な何かとかで、スクリーン上での目印が欲しいこと、ありますからね。 スナップできるのでばっちりです。これまでもヌルなどで目印を置くことはよくありましたが、ワールド座標で置いていただけですからね。 スクリーン座標で置けるのはありがたいです。



こういうことをする時に、大昔はモニタにマジックで印を描いたなんて話が美談のように語られることもありましたね。 モニタにマジックで描いちゃうなどという普通はしないことをしてしまうくらい俺は絵にこだわってるんだぜ、絵のためならそういう非常識なことをやっても気にならないくらい俺は絵を追求するアーティストであり絵のこと以外は見てないんだぜ、と暗に主張する美談なので悶絶しそうになります。 せめてテープにしましょうよ。 モニタに描いたらダメですよ。後から困るじゃない。仕事道具は大事にしないと。せめて窓から遠投するくらいにしときしましょうよ。


そういや俺も昔ありましたけどね。ええと、あれは90年代中盤か? ベンツのCMを作っていた時だ。 ベンツの向こうに飛ぶ鳥の群れをCGで作っていたわけですが、カントク様がチェックに来て、鳥の配置など指示を出すわけですが、俺のモニタにマジックでどんどん描くわけですよ。 大御所有名カントクでしたね。さすがに液晶のこの時代にはもうやらないでしょうが、当時は CRT だったので、もう、それはそれは描く描く。 しかも、「ちょっと描きますよ」 とかひとこと言ってから描くならまだいいですよ。 「説明の必要があるので、モニタに描くというのは本当はちょっとアレだけど、それが一番分かりやすいから、そうするね」 という意味でひとこと言えばいいのに、そんなこと言わない。当たり前のように描く。 なんか、映像とか絵とかの人ってこういう所で非常識な人が多くて嫌になりますねw  普通モニタに描かないでしょ? しかも他人のモニタだよ?  もう、あんた、ひとりで映像作ってるんじゃないでしょ、って言いたくなりますよ。 非常識というより、非常識な人間を演じている人も多いというかね。自分のアーティスト性を主張したいとき、アート以外の部分で非常識だった方がゲージツカっぽいと思っているのでしょうね。 モニタに描かれた大量の線を見て、そのままカメラ動かして今描いた印を全部意味無いものにしてやろうかとほんとに思いましたよw 



あ、話がそれた。 2013 の話だった・・・・。

あとはFカーブエディタがちょっと変わりましたね。 俺に言わせれば心臓部のような部分なので重要なわけですが・・・・・ うん、なんか、使いやすい気がする・・・! 前よりも操作感が良好に感じる。 俺だけ?

例えば、前はキーのタンジェントのハンドルをいじるとき、Shift を押しながらドラッグしても傾きが完全に保たれないことがよくあったんですよね。ちょっとだけズレてしまうという。 俺だけ? これ、けっこう困っていたんだよなあ。 でもこの 2013 では、Shift を押してからドラッグを始めれば、確実に傾きをキープしてくれているように見えるのです。 これが当たり前と言えば当たり前なんだけど、うん、良い。



ドラッグとかの操作感もなんか前よりも良い気がするんだよなあ。気のせいかなあ。 OpenGL 描画による何か不具合的なもので、線が一瞬消えてしまったり、つかみたいものがつかめないなどということがたまにあったのですが、それが減った気がするのです。気のせいかも知れませんが・・・・。




あとは、接線ハンドルを複数同時に選んでいっぺんにドラッグするって、前からできたっけ? できなかったよね?  できるようになったの、このバージョンからだよね?  これはアホだなあと思っていたんだよなあ。  そもそもこれまでって、「選んでからドラッグして動かす」 という行為ができるのは、カーブ全体とキーだけだったですよね? 接線ハンドルはそもそも選択するということができなかったですよね?  

接線ハンドルは選択と同時にドラッグして動かすしかなかったから、つまり複数いっぺんにドラッグはできなかった。複数同時に編集したければ、ハンドルではなくキーの方を選んで、数値入力するしかなかった(この数値入力はスヴァらしく使いやすくて良いのだが)。 でも今は接線ハンドルが独立して選択できるようになったから、あちこちのハンドルをいっぺんにつかんでグイっと長くするというインタラクティブな操作が可能で、これは効率いいですね。 数値入力もいいけど、ざっくりドラッグできた方が楽ですからね。



メニューなども整理されて、他の嘔吐デスク製品とより統一する方向になっているのかな。サイクルとかそういうのがこれまでとは違う場所や違う言い方になっていますが、まあ、そんなに戸惑いはないですね。普通に使いやすいです。 Maya 様のスヴァらしいグラフエディタをいじるのは拷問ですからね。 っていうか、Maya様のグラフエディタって1つしか開けないんですよ奥さん! 信じられますか。 まあ、Maya様に言わせると、「ひとつで十分だし、複数開いていたら分かりづらいし」 ということなんでしょうけどね。 我々 XSI 村の村民は、同時にいくつでもFカーブエディタを開いてタイミングなど確認しながら、でもひとつのエディタの中はごちゃごちゃにならない、という状態で作業することに慣れてしまっているため、Maya様のしつけに従うのはもうほんと、拷問なんです。 従いますけど。





とかなんとか。

今のところ、2013 の印象は悪くない感じですが、何か大きな不具合とか落とし穴を知っている方がいらしたらどうか教えて下さい。 レンダ周りとか、新バージョンって毎回不安ありますよねー








.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月19日 (金)

カラーピッカでポン。

これ、ずっとやりたかったんですよ。
ミケルくん、ありがとう。

Tips & Tricks - Color Picker Tip from TD Survival on Vimeo.

いやあ、まさかこんな方法でできるとは・・・・。


カラーピッカですよ。 XSI のうんこたれカラーピッカでは、XSI の外から色を拾えなかったじゃないですか。 だからいつも目的の画像をXSI の中に読み込んで、ロトスコープするだとかなんだとか表示させてから色を拾ってたんですよね。 めんどくせえなあと思ってました。 例えばアニメの仕事で色指定がある時なんかはよくこんなことをするわけですよ。


でも、XSI の中で1回クリックして、そのままドラッグで持っていけば、XSI の外からでも色が拾えるそうです。やってみたら、わっ、ほんとだっ、できました。 我らのアミーゴ、ミケルカンポスくんどうもありがとう。




ところで我らのミケルくん、そしていつもお世話になっているアランさんという、最強 TD コンビに見えるこのお二人が最近始めたのかな、この TD Survival っていうブランド?、いったいなんなのでしょう?  XSI のテクニカル情報について、色んなチュートリアルやら情報やらを提供してくれるチャネルのように見えるのですが、いったいなんの目的でやり始めたのだろう。 XSI の振興を願って我々 XSI 周りの人間に無償で情報を提供してくれているとかなのでしょうか。 そうだとしたら、ありがたいですね。  あるいは、いずれ有償のトレーニングプロダクトなどを出してくるつもりなのでしょうか。 それもありがたいですね。 

何のために、どうしようと思ってやっているのかまだよくわかっておらず、そのうちミケルくんに聞いておきます。 っていうかミケルくん、これ読んでるかな。  Hey Miquel, my question is, simply what is your TD survival thing for? 



それと、ミケルくんとアランさんが一緒にビデオに登場したりもするわけですが、あれ? アランさんも SHED で働いているのですか?  アランさんのことよく知らなくて。







でも XSI だけじゃもうダメなんです(謎

.

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年3月22日 (金)

Reset User Positions にショートカットやっぱりできねえよゴルァ。

すいません、前回書いた Reset User Positons の話 は、間違いでした。 



その記事を書いた後、しばらくショートカットでこの機能を実行しているうちになんだか思い通りの結果にならないような違和感がつのってきて、調べてみたら、そもそも勘違いだったことが判明しました。

Resetuserpos1

ショートカットに割り当てられるのは、右クリックのメニューでいうところの Reset All User Positions の方だけでした。 つまりスケマティックビュー全体でユーザ位置がリセットされる機能の方だけです。   

上の画像にあるような、選択中のノードのみユーザ位置をリセットする Reset User Postion(s) の方は、ショートカットを割り当てられませんでした。



なーーーんだ。 くそう。 その逆なら良いのに。
なんでこんな中途半端なことするんですか?
どうせなら、両方できるようにするべきですよね?
なぜ片方だけでやめてしまうのですか?
意味わかりません。
嘔吐デスクさま?




それにね、キーボードマッピングのウインドウの中に出てくる項目名は、

Resetuserpos2

↑ ほら、 Reset User Positons なんですよ。 Reset All User Positons ではないのですよ。 これ見たら当然、右クリックメニューにある Reset User Position(s) のショートカットだと思うじゃないですか。



にも関わらず、これに割り当てたショートカットキーを押すとですね、実際に実行されるのは Reset All User Positons の方なんですよ。



あなた阿呆ですか嘔吐デスクさま。

知ってたけど。




ってことで、表記が狂気のごとく分かりづらいですが、実際に実行されるのは All の方ですからね、気をつけて下さいね。 俺のように選択中のノードのみリセットしたつもりが実は全部リセットかかっていて次に Ctrl + R を押した時にせっかく苦労して並べたスケマティックノードの配列がすべて失われてモニタを4個遠投するようなことのないよう、どうか御注意下さい。

そして All じゃない方は、ショートカットを割り当てられません。 なんでやねん。 阿呆か。 うんこかお前。うんこです。こんなうんこは死んだ方がいいです。




よろしくご査収下さい。





.

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2013年3月15日 (金)

Reset User Positions にショートカット。 前からできたっけ? 。

スケマティックビューの Reset User Position(s) のことですよ。

Resetuserpos1

これですこれ。



すんげえよく使うので、ショートカットを割り当てたかったんだけど、たしか昔は出来なかったんですよね。 リクエストまで出した記憶があります。



で、今日、自作ツールとスケマティックのショートカットのコンフリクトを避けるために、ちょっと整理していたら・・・・・


あれれ? できるじゃないですか!?


Resetuserpos2


んー いつからできるようになったの?
俺はこれを待っていたんだよ。
長いこと待っていたんだ~♪
って昨日も歌ったばかりでしょ。

俺にとっては革命なんですよこれ。 特にペンタブレットでオペレーションしていると、右クリックしてこれを選ぶのがけっこうつらくてね。 助かるなあ。


最近の若僧は 「そもそもスケマティックはほとんど使ったこと無いです」 とか言うファック野郎が多いですけど、まあそんなやつは電気アンマですよ。 一方、「そもそも XSI なんていうプラグインは使ったこと無いです」 という若僧くんは、うん、正しいよキミ。




この XSI のバージョンは 2011 SAP SP1 です。
もっと前からできたのかなあ?
出来るようになったのなら、早く言って下さいよ嘔吐デスクさま。
こういうのこそ Sneak Peek ビデオでドヤ顔で宣伝して下さい。

A cool new feature coming!  Now you can bind whatever shortcut key you like to schematic view's Reset User Positions!!  Let's shake it up baby!!!

とか。




とりあえず、地味に F11 などというキーを当てておきますた。



うーん、いつからだったんだろう。


次は、いよいよ、あらゆるスケマティック操作の SDK への解放ですよ。 昔から言ってるでしょ。 ぜーんぶスクリプタブルにして下さい。 スケマティックビューオブジェクトがあって、そこに全ての必要なメソッドとプロパティを乗っける形にして下さい。 やっつけ工事のインプリは禁止です。 嘔吐デスクさま。





.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年2月15日 (金)

男キューブ。

前から作ろうと思ってたんですが、ついに作っちまいました orz


Xsimancube


なんだか見にくいなあ。 小さくなっても見やすいデザインを考えるべきなんでしょうが、まあ、そこまで手を入れる気は毛頭無いという。






これを使っていつでも彼と一緒に仕事をしたいという変態の人のために、ファイルは投下しておきますね。

ダウンロード XSIManCube.zip (190.3K)






インストール方法:


XSI のインストールパス/Application/AutoCam/Texturesフォルダに行き、必要なファイルを上書きする。 以上。

システムファイルを上書きするわけですから、当然自分の責任でやらねばなりません。 何がどうなっても俺は知りません。 先にバックアップをとっておくことを激しくおすすめします。






一応、補助としてこんなスクリプトを書いてみました。
JScript
----------------------------------------------------------------
FactoryPath = Application.InstallationPath( siFactoryPath );
Path = FactoryPath + "\\Application\\AutoCam\\Textures";
var oFSO = new ActiveXObject( "Scripting.FileSystemObject" );
if ( oFSO.FolderExists( Path ) ) XSIUtils.LaunchProcess( "explorer /e," + Path );
else Logmessage( "なにやらおかしいので帰って下さい", siError );
----------------------------------------------------------------



いや、上記のフォルダをウインドウズのエクスプローラで開くというだけなんですがね・・・・。

ま、ともかくこの JScript を実行すると、上記のフォルダが現れるはずです。 で、ここにある PNG ファイル全部、そして ENU と JPN フォルダを丸ごと、適当にバックアップをとります。 


そして、ZIP を解凍して出てきたファイルを上書きします。
VCcompasstext.png VCfacetext.png だけは、ENU と JPN フォルダの中に上書きします。

Viewcubeimagefolder

上記の ZIP ファイルはフォルダごと圧縮していますから、このフォルダ構造ごと解凍できるのであれば、JPN とか ENU はそのまんまフォルダごと上書きしてしまえばいいと思います。




後は XSI を起動し直せばOKです。 これで彼といつでも一緒にいられます。




最初は超馬鹿にしていたビューキューブですが、いやあ、すいませんでした。便利です。 ビューをぐりぐり回すのとかには使わないんですが、上下・左右・前後、逆方向からパッと見れるのが便利ですよね。 あと、あたかもカンバスを90度回転させるかのごとく、Z方向を画面の横方向に向けるだとかね。 モデリングでも便利だし、スクリーンショットやらビューポートキャプチャやらで説明のための絵などを作る時にも重宝しています。



あとはこいつのオンオフボタンが UI 上にあれば言うこと無しなんですがね。 まあ、俺はスクリプトでやっていますが。





参考リンク:

https://groups.google.com/forum/?fromgroups=#!topic/xsi_list/WOVxIAle-vM

http://www.si-community.com/community/viewtopic.php?f=36&t=986
.
↑ジョーカーさんとかスポンジ野郎とかのビューキューブデータもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月 8日 (日)

スケの色。

リギング作業していましてね。





そしたら、スケマティックビューが、こんな色になっちまったんです。

Schecolor1

何も選択してない状態ですよ。
本来は、ライトはオレンジ、ヌルは緑、とかじゃないですか。
まるでブランチ選択した時のような色になってしまっています。



たまにこの現象、起きていたような気がしないでもない。

これじゃ作業になりません。

XSI を再起動しても変わらず。

マシンを再起動しても変わらず。



困り果てました。


え? 困らない?
スケマティック使わないから、困らないって?


暴言いきますよ。


スケマティックを使わない XSI 使いは、うんこたれです。

だって、コンストレインとかエクスプレッションの関係とか、どうやって見るんですか。
エクスプローラだけで、シーンの中の何がどうなってアレで、って全部把握できるんですか。
へえ、そりゃすごい。すごいうんこたれですね。

最近の若僧はスケマティックを使わないからダメなんだよ。
基本がなっちょらんよ。
エフェクトがどうしたとか、リミテッドアニメがどうとか、
ヘアがとかクロスがとかボリュームシェーダがとか言う前に、
まずはスケマティックを使えってんだ。
全てはそこからだ。
日本スケマティック協会発足。

暴言終了。






ともかく、リグ作業やっててこんな色のスケマティックじゃ話になりません。オブジェクトにどんどんワイヤカラーを付けていきますしね。 ワイヤカラーでブツの種類など整理しますからね。 



とか言ってたら。

あ。

Schecolor2

Use Diffuse Colors になっていただけでした。
Use Wire Colors にしたら、元に戻りました。



いや、そんだけですよ。
ええ、自分用メモですメモ。 よくあるメモってやつ。


2012年最初の記事がこれだから、もう、ダメダメですね。 このブログも俺も、終わってますよ。 今年はジタバタせず、皆様と一緒にちゃんと滅亡しますね。




曲行きましょう。



まだまだテイラーたんブームは続きますよ。

いやあ、良い。 どの曲も良いなあ。。。。
ほんと、どの曲も良い。 イマイチの曲なんて、無い気がする。




皆様。
明けましてお目出度う御座いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月15日 (木)

Pass Override のコピペで激怒。

忘れないうちに書いておかないと。


先日、Pass Override の複製のやり方を教えてもらいますた。記録しておきます。





Partition や Group などに対してのオーバーライドは、プロパティを複製できるじゃないですか。 

例えばこういう場合ですが、

Por1

↑画像中で選択状態になっている Override を、赤矢印のように同一 Pass 内の他のパーティションへドラッグすれば移動になりますし、Ctrl + ドラッグならドラック先に複製されます。 青矢印のように、他の Pass の任意のパーティションへも同じ操作が可能です。 さらに、Pass ごと複製した場合、オーバーライドのプロパティも一緒に複製されます。 便利です。 っていうか当たり前です。



でも、Pass Override の場合は・・・・


Pass Override がある状態で、Pass ごと複製したときは、さすがに Pass Override もちゃんと複製されてました。まあ当たり前ですわな。 問題なし。


しかし、新規で作った Pass や、Pass Override を設定する前に複製してしまった Pass などは当然、Pass Overide を持っていないので、どうにかコピーしてやらねばなりません。

で、さっきのパーティションの時のように、ドラッグ&ドロップで複製できると思うじゃないですか。

Por2

できません (゚Д゚#)

Override のアイコンをドラッグし、Pass の文字の上にドロップしようとするのですが、マウスカーソルが駐車禁止マークみたいになって、ドロップさせてくれないんですよね。

そのくせ、Pass Override を Partition にドロップすると、できてしまう。  Pass Override って、例えば Mental Ray Options の上書きだとかそういう使い方をするものであり、Partition に Pass Override しても意味無いわけですよ。 阿呆ですかあんた。



勝手な予想ですがね・・・。

Pass Override ってのは比較的新しい機能です。 昔は Override のドロップ先は Partition や Group などしかなかったわけですよ。 でも Pass Override が出来た今は、Override がドロップできる対象は Partition や Group だけではなく Pass オブジェクトにも広げなければいけないわけです。 でも Softimage の中の人が、Pass へのドロップを許可するようにプログラムを書き換えるのを忘れているためにいまだに Pass へはドロップできず、かつ Pass Override を Partition にドロップするのを禁止するように書き換えることも忘れているため Partition にはドロップできてしまうという。 こんな状態で放置されているというのが、俺の予想です。 違いますか嘔吐デスクさん。





しかたないので今まではゼロから Pass Override を作り直していました。 Pass が10個あったら10個作り直してきました。 そんな阿呆なことよくやってたな俺。 まあ、Pass Override が同じパターンで増える時はOverride するのではなくそっちをデフォルトにし、少ない方を Override することになるので、Pass Overide の数が増え過ぎてどうにもならなかったという事態にはあまりならず、なんとか堪えられたのだと思います。 でもめんどくせえと常に思ってましたよ。

特にPass Override の数は少なくても、1つの Override の中に項目が多いと、パラメータの追加がすんげえめんどくさいじゃないですか。

こういう場合。

Por3

これ、同じ Pass Override を Pass2 でも手で再現しなければいけないとなったら、嫌ですよね。 やってましたけど。





そしたら、193 さんというお方が、やり方を教えてくれたのです。

ちと、変な手順です。
以下に書きます。


まずは、コピー元の Pass Override を選択して Ctrl + C です。

Por4

これでコピーバッファにぶち込まれました。




次にコピー先の Pass へ移動し、空っぽの Override を作ります。

Por5

普通に Get > Property > Override でやるだけです。 パラメータを追加する必要はありません。それを手でやらない方法を説明してんです。




で、次にその空っぽ Override を選択した状態で、Ctrl + V です。 すると、

Por6

このように、ペーストされますた(゚∀゚)





しかし、画像の中の赤丸が付いた Override、これはさっきの空っぽの Override ですが、これとは別に新たに Pass Override ができるんですよね。 そして空っぽの方は、ゴミとして残ります。 なので手で消してあげます。



以上。







できることはできたんですが、謎のワークフローですよね。




まずは、空っぽの Override をあらかじめ用意しておかなければいけないというのが、意味不明です。

そして、せっかく用意した空っぽの Override の中にペーストしてくれるのかと思いきや、空っぽ Override のことは全力でシカトし、何事もなかったように新しい Override を作りやがります。 だったら空っぽ Override 要らねえじゃん (゚Д゚#)   でも、無いとダメなんです。 無いとできませんよ。 やってみて。

しかもこの空っぽ Override を選択している状態でペーストしないとダメなんです。やってみて。

そこまで重要な、空っぽ Override ちゃん。 

でもシカトされ、最後にはゴミとして手で消される。

どうなってんですか XSI この野郎 (゚Д゚#)ゴルァ


いつものことながら、まったく意味不明のソフトウェアです。



こんな意味不明のワークフローを発見してくれた 193 さんは、なんつうか、変態だと思います。





193 さんありがとうございますた (゚∀゚)








.

| | コメント (0) | トラックバック (0)