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2009年4月 8日 (水)

サクラサク。

いきなり写真の話なんですが。


最近は CG の世界でも 32bit float でレンダリングしてトーンマッピングかますだとか、ガンマ補正がどうたらとか、リニアカラースペースワークフローがなんちゃらとか、いきなり時間と金と HDD スペースを食いそうな展開になってますわな。 全ては自然界に存在する無限段階の諧調を如何に美しく画面上に再現するかってところに帰結する話ですわね。 写真もCGも同じですわね。 CG作るときに写真素材も使うわけだし。

いわゆる HDRI を作るには、1枚の画像ではすげー広い諧調幅を記録できないもんだから、一般的には明暗のセッティング違いの画像を複数枚用意しますよね。 1枚でダメなら、セッティング違いの複数枚を後から全部足して合計ですげー広い諧調幅をゲットしようということですね。 そういういことするためのソフトウェアは、Photoshop なら CS2 以降が必要なのかな。 HDRShop などというのもありますね。

まーこうして作った HDRI は主に IBL や環境マップとして使われるんでしょうが、それはあくまでも 3DCG 的な用途であって、それとは別に写真そのものを豊かな諧調によって美しく見せようとか、あるいは諧調が十分あることによって得られる広い調整幅を利用してちょっと変わった見た目の写真を作ろうという人もいるみたいで、去年くらいからこれが気になって気になってしかたがないという状態だったんですよね。

そういう用途では Photomatix というソフトウェアが有名らしくて、去年末くらいからデモ版をちょこちょこいじってみてました。 最終画像にウォーターマークが入るだけで、それ以外の機能制限はないように見えます。


で、今日は天気が良くて家の前の桜がすげー綺麗だったもんだから、仕事山積みのくせに呑気に写真などを撮ってから出勤し、仕事終わって夜中に Photomatix してみているというわけです。  いやあ、難しいけど、なかなか楽しい。

カメラはキヤノンの Eos Kiss Digital X です。 もう2年半くらい使っているのかな。 エントリー機ということになるんでしょうが、全然使いこなせていないので俺には十分です。もうちょっとファインダーが広いと嬉しいとか思ってますけど・・・。



で、三脚立てて3段ブラケットかまして撮るわけですね。このカメラ、5段はできないみたい。 そうやって撮った3枚の同ポ写真がこれ。

Bracketing

真ん中がいわば標準状態で、最初のが -1EV、最後のが +1EV の露出になっています。 ほんとは Av モード(絞り優先)にするべきなんでしょうが、うっかりしていてプログラムオートで撮っちまいました。 絞りが変わると被写界深度が変わっちまいますからねえ。 後で1枚に統合したいんだから、つまり露光量だけが違う3枚の同ポ写真が欲しいわけだから、ほんとはこれじゃいけないと思います。

RAW で撮ったものを、安直に LightRoom から 16bit Tiff で出したんですが、この段階で 32bit を保つにはどうしたらいいのかよくわかりません。 俺のカメラが出す RAW は Photoshop CS2 では直接開けないんですが、CS3 では開けるらしいので、CS3 なら 32bit として開いてくれるんだろうか。 なんだかよくわかってません。何やらどこか根本的な所で勘違いをしているような気もするんですが、まあしかたない。 誰か知っていたら教えて下さい。


その3枚の Tiff を Photomatix に食わせます。 すると出てきた画像がこれ(クリックで大きい画像)。

Beforetonemapping

すでにガツンと鮮やかな絵になっていて焦ります。

この時点では、3枚の 16bit Tiff から生成した 32bit 画像の状態、ということなんだと思います。 OpenEXR や Tiff 32bit などで保存できます。  32bit の絵を普通にこのモニタで見ているということは、しかもあからさまに元画像と違う絵が見えているということは、この時点で既になんらかのトーンマッピング的な処理がされているということになる気がするんですが、どういうもんですか。 詳しい方、教えて下さい。


で、Detail Enhancer というモードでで好みの絵に調整しました。調整中はまだ仮の絵を見ながら作業していることになりますね。 その後トーンマッピングを実行して 8bit の幅に押し込め、絵が確定します。レンダリングみたいなものだと思っています。 これでやっと JPEG などで保存できるようになります。 16bit Tiff でも保存できるので、必ずしも 8bit にしているわけではないのかな。 どうなんでしょう。

以下が、トーンマッピング後の最終画像(クリックで大きい画像)。

Aftertonemapping

全然よくわからないままデタラメに調整していたと言っても過言ではありません。勉強が足りません。 でも、デタラメでもこのくらいの絵が出てきてくれるもんだから、楽しいのです。まだソフトウェアに使われているだけの状態だとは言え、あからさまに元画像より訴求力のある絵になっていると思うんですが、どうですか。 だって何もしなかったら、最初の3段ブラケットの真ん中の画像しか得られてなかったわけですからね。 楽しいですこれは。 ゑへへへ。



でもまあ、上の画像くらいなら 8bit の画像を補正するのでもいけるのかも知れませんね。 彩度を高めに撮っておいて、とかね。 すいませんまだこんなんで喜んでいるレベルです。 
狙ったとおりの絵とか、300 みたいな絵とか、ここみたいな絵を作るにはまだまだ修行が必要です。 素材の撮り方から修行せねばならないでしょう。 少しずつやっていくしかあるまい。 幸いまだ楽しいので、開拓のモチベーションはもうしばらく保てるでしょう。たぶん。

にしても上のリンクの Vanilla Day さんというサイト、マジでヤヴァいね。 思わず息を呑んでしまう絵。  Photomatix 上での調整はもちろん、元素材の撮影からすげー上手い人なんでしょうね。 嫉妬します。




そういや正月に撮った富士山の写真もやってみたのを忘れてた。発掘。

Fujibracketing

Exif を見るとこの写真は、マニュアルモードで撮ったようですね。 f13 の 1/320秒からプラスマイナス 1  1/3EV になってます。


最終画像はこれ(クリックででかい絵)。

Fujiaftertonemapping

そういや風がね、風が強かったんですよ。遮蔽物が何にもない牧草地のど真ん中で、びゅんびゅん風が吹いている。 しかもこんだけ望遠で撮っているので、ブラケットで3枚撮る間に結構揺れちゃうんですね。 だから3枚重ねて見ると、かなりフレーミングがズレています。でも Photomatix は多少のズレは補正してくれるんですね(補正をオフることもできるけど)。 なかなか優秀ですね。  でも最終的にシャープな絵を得るためにはもちろんソフトウェア補正などに頼ってはいけないわけで、三脚はもちろんのこと、レリーズも必須なのでしょう。 レリーズ無いときはセルフタイマーで。 でも今日の桜は普通に手で押しちゃったな・・・・。

次は雲のある風景など、中間の諧調が豊かで、その面積が広い被写体でやってみたいですね。 今日の桜もこの富士山も、もとからコントラストがそれなりにありすぎるというか、無段階に諧調が変化していく部分が少ない気がするのでね。  あと、ブラケットの幅をプラスマイナス 2EV くらいにしてみましょうかね。極端な設定しないと傾向つかめないもんね。


こんだけ遊べるんなら、Photomatix 買わないとな。
でも今はまとまった時間がないなあ。
いずれ。
とか言ってると買わないんだよなあ。。。。。

写真詳しい方、お友達になって下さい。俺に色々教えて下さい。



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