カテゴリー「Maya様 Data Management」の3件の記事

2022年6月28日 (火)

ワークスペースフォルダへ飛べ。

覚え書き。 たったいま調べました。


現在作業中のワークスペースのフォルダを、Windows のエクスプローラで開きたかった。 
そんだけ。


MEL:

system ("load "+`workspace -q -rootDirectory`);


これでいいじゃんね。

images フォルダとか、sourceImages フォルダとか、パパっと開きたいことがよくあるじゃないですか。 そういう時に使います。



覚え書きなので自分用に説明しておきますが・・・

workspace という Mayaコマンドで、ワークスペースフォルダのパスを取得できるんですね。 -rootDirectory というオプションがそれですね。

workspaceコマンドのドキュメント


そして、ゲットしたパスを、load コマンドに食わせている。 食わせるために、workspace コマンドをアクサングラーブ `` で囲っている。アクサングラーブでコマンド全体を囲うと、結果得られた値を別のコマンドに食わせることができる、ということですよね。

ちなみにこの load コマンドは Maya コマンドではなく Windows のコマンドですね。エクスプローラを開く仕事は、Windows にやらせているということですよね。 で、Windows のコマンド(というか、Linux や MacOS も含めて OS のコマンド)をMayaから呼び出すための Maya コマンドが、system コマンドですね。

systemコマンドのドキュメント


ということで、

system コマンド(Maya)によって load コマンド(OS)を呼び出してエクスプローラを開かせる、ただしそのパスはあらかじめ workspaceコマンド(Maya)でゲットしておいて、食わせている

という仕組みですよね。 そう理解しました。 違いますか。



まあどうでもいいや。仕事をしてくれれば。Maya さま仕事をして下さい。っていうか俺の仕事を邪魔しないで下さい。





ちなみに、こういう MEL を普段、どうやって起動しているかについてですが、シェルフに登録する人が圧倒的に多いでしょうかね? シェルフはすぐいっぱいになっちゃってねえ。ボタンの配置や大きさが自由でないのも痛い。

だから俺がいつも使うのは、UnitBUS さんの UnitBUS UI か、モチオさんの SIShelf です。
↓↓↓

UnitBUS UI

SIShelf

すんげえ便利なのでずっと使ってます。


↓ 画像は、UnitBUS UI です。 冒頭の MEL を、テキトーに名前つけて .mel ファイルに保存して、UnitBUS UI で指定しているスクリプトフォルダにぶち込むだけです。 自作のスクリプトも、ネットで拾ったスクリプトも、だいたいこんな感じでどっかにブチ込んでます。

Ubui2


雑多なスクリプト(野良スクリプトと呼ぶ)の起動方法は、けっこう悩みますよネー。 まあ俺の場合、この2つのツールか、ランタイムコマンドにしてホットキーにするんですけどね。

・Maya のシェルフに登録して起動
・スクリプトエディタにペーストして起動
・Maya UI 上の Command Line にペーストして起動
・ランタイムコマンドにした上で、 ホットキー化/スクリプトエディタから呼び出し/Command Line から呼び出し
・UnitBUS UI や SIShelf で起動
・自作マーキングメニューで起動

他に何か方法ありますかね?

マーキングメニューを愛せればいいんですけどねえ。俺、マーキングメニュー大嫌いでねえw どうにも手がなじまないですよ。 Max のクワッドメニューだっけ? あれが欲しいな。 あるいは、XSI の XPOP が欲しい。 つまりマウスポインタの下にドロップダウンメニューが現れて欲しいわけです。 それがマーキングメニューだよ! と言われそうですが、なんですかあの円形配置は。しかもキーを押下したままクリックとか。 普通にホットキーを1発ポンでドロップダウンメニューが出てきて欲しいですよ。 俺の感覚にどーーしても合わないw


野良スクリプトの起動方法で、何かいいやつ知ってたら、教えて下さいませ。



.


| | コメント (0)

2019年2月 1日 (金)

リファレンスでロックされてていぢれないアトリビュートでもいぢっちゃう。


質問したら速攻解決したので忘れぬうちに速メモ。
安定のこのパターン。

絶対来月くらいには忘れているんだから。
毎回毎回、未来の俺へ向けたマニュアルですよほんと。




で、 Maya さまで、リファレンスで読み込んだデータのアトリビュートがロックされている時に、無理やりロックを解除していぢっちゃう方法。


Preference にそれを可能にする設定がありますた。

Refattr_lockunlock

↑ これをオンにすれば桶よ。
いぢれちゃいますね。

ロック解除も、ロックも、どっちもできる。

アニメーションもいぢれる。

いぢくるぞ~




Huge thanks to もののけさん






.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年6月 7日 (金)

セーブしたばっかですよマヤ様?

Maya の話なんですがね・・・・
まさかこのブログでそんな話をする日が来るとはね。





で、シーンいじってると、タイトルバーっていうのかな、一番上のシーン名が表示されているところで、シーン名の横に アスタリスク *  が付きますよね。 シーンに変更があって、そしてまだ保存されてませんよというマークですよね。 CG関係に限らず他のソフトウェアでもよくあるパターンです。 とても良いですよね。




XSI なんて、この機能ないんですよ!
* なんて付きません!
セーブしたかどうかなんて、自分で覚えていやがれこの下層貧民!
と嘔吐デスク様に言われているのです XSI 村は。
さすが世界の中心マヤ様!





・・・・・しかしですね、シーンをセーブしたときって、セーブした瞬間に消えるはずのこの * が消えないことが多くないですか?

Asterisk

今セーブしたばっかりですよ。 何もいじってないのに、なんで * が付いたままになってるんですかマヤ様?


そして、そのまま新しいシーンを開こうとしたりすると、やはりセーブを促すダイアログが出て来ちゃいます。 

つまり、* の表示上の問題だけでなく、内部的に変更があるというフラグが立ってしまっているという風に見えますね。 いや、だから、マヤ様、何もいじってないんですってば。




これが宇宙の中心マヤ様の定説でしょうか。

プラグインである XSI の村から来た者には、宇宙の首都の作法がよくわかりません。




でも、こうならない時も多いんですよねー。 ちゃんと * が消えてくれる時もある。 その法則性がまだつかめてないのです。 あなた、知りません? どういうときに * が残る(変更があり、セーブしてないのフラグが立つ)のか、どうなっていればちゃんと消えてくれるのか。  この宇宙の法則、知っていたら是非教えて下さい。


同一のシーンを2つの Maya で開いて実験、とかもやるし、多くのカットを扱っていると次々に色んなシーンを開くので、このフラグの表示が信用できないのは、非常に不便ですよ。 間違って上書きとか、そういう重大な事故も起こりやすくなる。 どうなっているのでございましょうかマヤ様。 いつものように MEL を書きなさいという話に終着するのでしょうか。




不可解に思ったので空調屋さんのサポートさんに聞いてみたら、

>MAYA-23747
>The asterisk next to the file name in the window title of Maya does not
>always sync with scene modified status.


不具合として登録があるそうです orz
さすが銀河の中心マヤ様。不具合の傾向が XSI 村とはひと味違います。




でもほんと、こうなる時とならない時があるので、不可解ですよねえ。 シーンを、Maya Project のフォルダ構造以下にセーブしてないとこの問題が起こるのかな? とも思ったのですが、同じく空調屋さんのサポート様によれば 「関係ない」 そうです。 そうですか。どなたか、法則性をご存知でしたらほんとに教えて下さいお願いします。





あと、今さら気づいたのですが、マヤ様ってシーンにロックファイルを作らないんですね。ほうほう。


XSI という隷属ソフトウェアではですね、シーンを開くとシーンファイルと同じ場所に .lock ファイルを作るんです。そして他のマシンや、あるいは自分のマシンで起動した別の XSI がこのシーンを開こうとすると、この lock ファイルを検知して、「このシーンは誰かが作業中だよ? 開いてもいいのん?」 と確認してきます。 そして、OKして開いた場合でも、同名でセーブはできません。 ひとつのデータを複数の人が同時にいじっておかしなことになるという事故を防ぐための機能だと思われます。実はいつも助かってます。


でもマヤ様にはそのような機能はない。 サポートさんに聞いてみたらこれが仕様だそうです。それ以上の説明はしてもらえなかったのですが、仕様と断言していましたから、つまりツールデザインとしてあえてそのように作ってあるということになりますよね。 


あえてそうしているわけだからそこにはフィロソフィーが存在するはずですが、 おそらく、 「こんなことでいちいち警告を出すのはスマートではない」  「そもそもマヤ様を使うユーザの皆様は、同一ファイルに同時にアクセスして上書きし合うなどというXSI村の民ではよくある愚行をやらかすほどの馬鹿者ではない」 ということだと思います。 さすが神々の中心マヤ様。






被差別部落出身の田舎者は、文化の違いに戸惑いながらも、今日も必死に働いています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)