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2011年11月 1日 (火)

花火高画質バージョン。

先日から書いている、パーティキュラー花火大会に出品した映像の完成版を、Youtube にアップロードし直しました。 高画質で再生できるようになったみたいです。


720p とかで HD再生することができます。 明らかに画質というか、高精細感が上がった。


中身は変わらないので、高画質になって嬉しいのは作った本人である俺だけだということはよくわかってますが、まあいいじゃないですか。 階調とか色深度とか割と気にして作ったのに、ヴォロヴォロになってましたからね。残念だったのです。




マスターのムービーは、800 x 600 で、QuickTime アニメーション圧縮の品質 100% です。つまりロスレスです。 ファイルサイズは 2GB 強あるムービーです。 

これを 10Mbps 程度の H.264 にしてアップロードしたのが前回バージョンです。 H.264 ムービーになっても、そんなに劇的に画質は落ちてないんですが、Youtube にアップロードするともう1回なんらかのエンコードをかけるようなので、ここで劇的に画質が落ちますね。


で、ちょっと調べたら、そもそも 1280 x 720 以上のレゾにしないと Youtube 上で HD な再生モードが選べないのでダメよ、というのがわかってきて。 

しかし今回の花火大会は、規定のレゾが 800 x 600 だったのです。 作り始めたのが締め切り1週間前とかなのでレンダ時間も惜しいし、そのまんま 800 x 600 で作ってしまいました。 なのでマスターのレゾが 1280 x 720 相当に達していません。


しかたないので、AE で 1280 x 720 のコンポに完成済み 800 x 600 をブチ込んで、上下左右に余白がある状態にし、今度は 20Mbps 程度の H.264 でレンダし、 それを Youtube にアップロードしてみたら、明らかに高精細な再生になりました。 圧縮の品質の話ではなく、高解像度再生ができるようになったことによる恩恵が大きいように見えるのですが、どうなんでしょうかね。

ちなみに、同じく余白付き 1280 x 720 ではあるんですが H.264 エンコードなどはやらずアニメーション圧縮 100% のままというムービーも作ってみたのですが、これはファイルサイズがでかすぎるのか(元が 2GB強で、1280バージョンはそのプラスアルファくらい)、何度アップロードしても失敗でした。 アップロードは一旦成功し、「現在エンコード中」ですという旨の表示が出るのですが、数時間経つと「アップロードが中止されました」とかに変わってやがりましてね。中止してねえよ。 これを数回繰り返して、あきらめました。

そこで H.264 にしてみたら、一発でちゃんとアップできました。 ファイルサイズは 150MB弱ですね。 H.264 エンコードにしたことがポイントなのか、ファイルサイズが小さくなったことがポイントなのか。 よくわかりません。







それにしても、今どき、何でも 1280 x 720 以上にはしておいた方が良さそうですね。この花火も 960 x 720 でレンダしときゃよかったなあ。

でも嫌な時代ですね。フルHDとか平気でやってるし、しかもステレオ3Dとか。 4K TV とかマジでやめてください。 あなた、ほんとにそこまでして高精細で見たいですか。


4K が普通になったら、制作サイドにはどんだけでかいモニタが要るんだろう。やっぱ 1:1 の大きさで見れる環境無しには作れないじゃないですか。 机もでかいのが必要になり、オフィススペースは圧迫され、広いビルへの引越しを余儀なくされ、引越し貧乏で倒産していくCGプロダクション。ああ恐ろしい。

とか言って、現在既に 1:1 でちゃんと全域は見れない環境で作っちゃってますね。1920 x 1600 のモニタ1枚で、1280 x 720 の映像作ろうとすると、AE の画面はかなりキツい。どうしても縮小表示になってしまう。 あるいは 100% 表示で一部ウインドウに隠れているとか。 実はけっこうストレスです。 

今回の花火大会で 800 x 600 と聞いたとき、すげえ安心しましたもん。 ああ嬉しいな懐かしの SD だな。 AE 上でもほとんどの場合見切れずに 100% 表示でコンポできるな。嬉しいな。



この辺で高解像度化の流れは止めなければいけませんよ。 せめて 1280 x 720 までにしませんか。ねえ。 レンダ負荷もそうだけど、上記のように作り手側の表示環境の問題もあるし、ペンタブレットもでかいのが必要になり、ストレージは圧迫され、テクスチャ解像度だってそれに合わせて上がり、モデル解像度も当然上がり、納品データはネット越しに送れなくなり、パシリ君が 2TB の HDD を抱えて編集所に走るみたいな、まるで俺が駆け出しの頃にやっていたことがそのまんま繰り返される。 退行ですよこれは。


あと、関係ないけど「ハイビジョン」という言い方もいい加減やめませんか。それ日本以外で通用しないでしょう? たぶん。   まったく、日本放送協会様の野郎、ふざけた名前を普及させようとしやがって。MUSEを押したかっただけだろう? たぶん。    「CGデザイナー」みたいなもんですよ。やめましょうよ。












そういやメイキング記事まだ終わってませんね。
まあ、ネタとしてはもう切れかかっている気がします。
なら、全ショットやらなくてもいいわな。
どうしようかな。
ものすんごいエネルギー要るんだよな。
楽しいんですけどね。





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コメント

メイキングみんなで待ちわびています!
続きも期待して待ってます!!

投稿: 通りすがり | 2011年11月 1日 (火) 10時27分

高画質版綺麗~

そう言えばXSI男花火のICEツリー(?)の解説ってありましたでしょうか?
結構楽しみにしているところなので期待しています

投稿: すがら | 2011年11月 2日 (水) 10時33分

メイキング楽しみにしてますよ。
プロの方のテクニックを、プロの方が解説してくれる機会ってそうそうありませんし…
気長にまっています。

正直、junkiさんにsoftimageの解説本書いて欲しいです。
書いて頂けたら10冊買います。

投稿: | 2011年11月 3日 (木) 01時22分

ハイビジョンは日本語だと思えば良いんじゃないですかね。

試したこと無いけど確かに通用しないでしょうね。
外国語で話す時に「ハイビジョン」を言うのが恥ずかしくて言えないです。
逆に日本語でHDって言ったら通用しません。

「スマートな体」って最初聞いた時に、賢い体って意味分かんない!と思っちゃって。あっ、これってあんまり関係ないですね?

画質なんだけど、4Kの映像は見てみたいですよ!出来るだけでっかい画面で。もちろん、レンダリングは絶対したくないけど。

メイキングの続きは楽しみです!

投稿: myara | 2011年11月 4日 (金) 00時48分

あらら、少しは需要がある (゚∀゚;)マジスカ



では時間を作ってなんとか書きましょう。俺が勝手に書き始めたんですからね。やるべきですよね。でも数日前からちと忙しくなって来ちまったんだよなあ。。。。





>そう言えばXSI男花火のICEツリー(?)の解説ってありましたでしょうか?

XSI男花火は、たしか大したことしてませんけどね。普通に goal を使った気がする。




>プロの方のテクニックを、プロの方が解説してくれる機会ってそうそうありませんし…

プロがプロのテクニックを解説・・・・ってのは美化し過ぎで、実際は、プロはこんないい加減なことをやって仕事しているんですよ、ってのを暴露していると言った方が真実に近いです。いや、ほんとですよ。 雑誌や WEB の記事では、すごくシステマチックでスマートなワークフローの中でクリエイティブ(おぇっ)なことをしているように見えますけど、実際の現場はもっと泥臭く、場当たり的・各自任せ的で、チェックや伝達の仕組みなど組織としての動き方までも含めれば効率は非常に低く無駄は最大限に多く頭が悪くお前らほんとにオトナかと言いたくなるような現場の方が多いように見えます。巨大で有名なあの会社も、よくセミナーに登場してみんながうっとりするような素敵なこと喋るあのプロダクションも、お洒落~に見えるあのスタジオも。

俺なんか一人で動くことの方が多いからその場当たりっぷりは凄まじいわけで、俺よく今までこんな場当たり的なことばっかりやって仕事してきたよなあと自分で呆れます。でもまあ、なんとか仕事にはなっているというか。 発注者は場当たりでも何でもいいから期限に間に合わせてくれとしか思ってないというか。

今回は1週間弱で何かをデッチ上げようと思ったのでその場当たりっぷりが 2048% 発揮されたわけですが、仮にこういうプロジェクトじゃなくてちゃんとした仕事だったとしても、まあ、やってることに実は大差ないというのが正直なところです。すいません。 っていうか、そんな話聞いてませんか。そうですか。すいません。



本を書くって、もちろんやったことないのでわかりませんが、手間と時間が膨大にかかり、出版される頃には書いてあることが古臭くなってるってことないですかね? しかも、上記のような場当たり作業の内容をエラそうに書籍にしても、あまり意味はないかも知れません。 CG関連の参考書、俺も若い頃は少なからず買いましたが、ちゃんと何かを得られたためしがあるかどうか、実は疑問です。心に残る名著のCG参考書、何かあるかなあ。




>ハイビジョンは日本語だと思えば良いんじゃないですかね。

そう思うしかないし、そう使い分けるしかないと思います。全く以って仰る通りです。


ハイビジョンという「商品名」が一般化してしまったのだから、まあよくある話ですが、俺たち技術屋には不便しかないと思うんですよねー。何もそのコトバを普及させなくてもいいだろう、最初からHDって言えばいいじゃないか、って思います。自然発生・自然普及ならまあいいんだけど、協会がアナログHD放送をそう呼んで、こともあろうに普及に努めちゃいましたからねえ。協会の思惑は叶わずMUSEは世界標準を獲れなかったわけですが、獲っていたら世界的にハイビジョンという言い方が普及して、別に不便じゃなかったかも知れませんね。 標準を獲れずに廃れてしまったのなら別にいいんだけど、コトバだけ日本で普及しちゃったという。


まーどうでもいいんですが。

投稿: junki | 2011年11月 4日 (金) 11時04分

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