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2011年5月25日 (水)

関節のお勉強。

おおっ すごく勉強になりそうな論文がっ
http://www.xsibase.com/forum/index.php?board=6;action=display;threadid=45052

juanさんというリガーなお方が、論文を作ったようです。



上のスレッドからリンクされている PDF
http://www.sod4602.com/misc/jc_kinesiology4riggers.pdf




関節に関する論文ですね。



juan さん曰く、

今までリガーとして体の動きについて研究してきたが、必ずしも運動学・生理学的な観点から研究してきたわけではなく、解剖学的な見地から観察していたに過ぎない(結果どう見えるかを観察していただけに過ぎない)

だから動きが不自然になりがちだった

なら生理学的に考えてみよう

筋肉の研究でも骨の研究でもない。その2つの組み合わせである関節の研究である

どの動きは、どこで起動され、どこへどう伝えられるのか

そういうことを研究して、より自然でリアルな関節の動きを描写できる図解を作ることを目標としよう


・・・・・ XSI Base 上での発言と、論文の冒頭のあたりをなんとなくまとめると、こういう主旨だと言っているように思えます。 英語原文の日本語訳としてはかなりアヤシイですが、大まかな主旨はこういうことなんだろうと俺は解釈しています。




ちょっとだけ読んでみましたが、例えば、 腕を上げようとしたら ○度から○度の角度までは○○関節が動き、それ以上は○○関節も起動され、最終的に○と○は一直線にならなくなり・・・・・うんぬんかんぬん というような、関節の挙動・性質を描写しているように見えます。

ただやみくもにロトスコープしたり写真を見たりして目標とする絵に近づけたりするのではなく、関節の仕組みを理解して、関節の挙動として何か可能で何が不可能か、どう並ぶか、どこが引っ張られるのか、などを知った上でやれば、より自然なポーズ、自然なデフォーメーション、自然なモーションができるという、そういう考え方なんだと思います。

関節だけの理解じゃダメなんでしょうが、関節という観点も大事、ってゆうか一番大事、というくらいのつもりで書かれた論文なんじゃないかな?




医学的なコトバがいっぱい出てくるので、英語を読むのが非常につらいです。 しかもおそらくは現段階での無断転載を防ぐために画像をスキャンしたような PDF になっているので、文字がコピペできません。つまり辞書ソフトウェアや Web検索などにそのまま食わせられません。修行のようなつらさがありますねw  でもすげえ参考になる、というか新しい意識を持つことができそうな気がするので、宿題リストに入れておきましょうね。 こういうのは文章じゃなくて、授業形式がいいですよね。 どっかで関節セミナーやってくれないかなw  金払ってでも参加したいですね。


文中の joint というのは、単関節のことだと思います。 2つの骨から成る関節。
complex というのが、複関節のことだと思います。3つ以上の骨から成る関節。
http://ja.wikipedia.org/wiki/人間の関節一覧





3DCGのアニメーションを見ると、なんとなく、鎖骨の動きが少ないものが多い気がするのは俺だけですか。 鎖骨の動きと言うと、結果的に肩の上下左右前後の動きになると思うんですが(左右は少ないか?)、 肩が動かないとポーズとしてすんげえ不自然ですよね。 試しに片方の肩を反対側の手で抑えて動けなくした状態で腕を動かしてみると、肩が動かずに腕を動かせる範囲ってすんげえ狭いことがわかりますよね。 っていうか自然に腕を動かしたら、ほぼ全ての動きで肩がセットになって動く気がします。 だから肩のポジションを動かすための基点になる鎖骨のローテーションがすごく重要だと思うんです。

例えば、拳銃を両手で構えたポーズなんかで不自然なものを多く見る気がするなあ。っていうか自分がやってもいつも不自然になりがちな気がする。 おそらく、肩の前後位置や上下位置が最適でないのだと思います。  最近話題になっていた、逆再生なゾンビものムービーでも、肩周りの動き・ポーズ・デフォーメーションがあまりにもひどくて、なぜみんなそこを気にせず絶賛するんだろうなあ、なんて思ってましたエラソーですいません。

あと、例えばケータイでメールを打っているポーズとかかな。そういう感じのポーズでも不自然なものを多く見る気がするんですがどうですかね。 ケータイを胸の前に持っていく時にどの程度肩が動くかとか、意識するとだいぶ良くなると思うし意識しないとひでえデキになると思います。

なのでセットアップ段階では鎖骨のピボットの位置など気を遣うわけですが、今まであまり上手く行ったと思えたことはありません orz  難しいですよね肩まわりのセットアップって。 まだ超本気でやったことはありません。   アニメーションの時点では鎖骨が動くタイミングと量がもちろん大事になると思ってます。 ヒジなどの関節と比較して、どの動きの時はどこが最初に動くか、とか。


なんか juan さんの関節研究な話からはそれてしまったような気もするがまあいいや。






さらに話はそれますが、なぜか俺、いつも人間のスケルタルな動きって不思議だなあと思ってしまうのです。 どこが起源なんだ? という感覚というか。 

関節を曲げますよね。例えばヒジを曲げるわけですが、3DCGのFK的に考えると、前腕(下腕)のボーンをローテーションさせるじゃないですか。 つまり骨が主体的に動く。 骨が起源です。 でも実際の人間の動きの仕組みでいうと、前腕の骨が自律的に動くわけじゃないですよね?  前腕に接続された腱が、前腕の骨を引っ張るんですよね? 違う?  

仮にそうだとすると、ヒジを曲げる動きってのは腱の動き、つまり腱が伸縮する動きが起源になっていることになりますよね。 

でも、じゃあ、腱の伸縮する動きの起源になっているものは何? 究極的には脳からの信号ということになるんでしょうが、そのリンクがなんか曖昧な感じがしてしまうのです。 腱が骨を引っ張ったりするのは物理的でわかりやすい。 でも腱が伸び縮みする動きを駆動している物体って、なんだ? と思ってしまうのです。

 脳 → 腱の伸び縮み → 骨が動く → 結果骨に接続された筋肉が硬くなったり膨れたり伸びたり

これ合ってる? 違うか? そもそも腱と筋肉の違いもわからんぞ俺は? すいません、大して勉強していないので、その辺の仕組みがよくわかってないのです。


で、そんなことを考えながら、ヒジを曲げたり伸ばしたり自分の体を動かしてじっと見ているうちに、脳から腱に伝えられる伸縮コマンドは WiFi で飛ばされているんじゃなかろうか、いや神経だかなんだかという有線LANのはずだよな、でもコマンドはどうやって受け取るんだ? 神経側にインタプリタのような機能があるということになるのか? 信号は本当に何かがそこを動いているのか? 例えばカンセツマゲルミンなどという名前の物質が脳から首や肩を通って腕まで一瞬で流れるのかな? それって液体? 電気信号? 電気ってビリビリってくるあの電気の微弱なやつってこと? とかなんとか思いが駆け巡って、しまいにはこの腕が自分の腕ではないような、ヒジを曲げるというごく自然なはずの行為がものすごく神秘的で科学では解明不可能なしくみだと思えてくるような、とても不思議な感覚に陥ります。 これってゲシュタルト崩壊っていうんだろうか。 子供の頃、寝る時に布団の中で、宇宙に浮かぶ地球がありその上で暮らしている自分たちの存在そのものや今そのことについて思考しているという事実が不思議で不思議でたまらなく、なんだか怖くて眠れなくなったあの感覚に似ています。




まあ、そんなことはどうでもいいですね。
大事なのは関節の挙動ですよ。
深く考えてるとゲシュタルト崩壊どころかスケジュール崩壊になるのでもうやめましょう。





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コメント

筋肉が伸縮しそのエネルギーが腱を通じ骨を動かしてるんじゃないでしょうか?
その伸縮を物理的(電気信号)に制御しているのは脳じゃないかと。
自我とか哲学的な部分は除いて、単純にバイオメカニクス的な解釈です。
生き物の場合、様々な筋肉が連動し動作に繋がっていると思われます。

車で言えば、筋肉がエンジンで腱がシャフト、タイヤが骨になると思います。

投稿: X | 2011年5月25日 (水) 15時08分

あ。
筋肉が起源なんですか。
腱じゃないんですね。
車の例えはわかりやすいです!!

しかし、脳の部分がやはり不思議に感じます。 電気信号ですか。 カンセツマゲルミンではないんですね。 あっ。 また始まった。 なんだこの腕は。 どうしてもこの腕が俺の腕に思えない。 っていうか腕ってなんだっけ。 美味しいんだっけ。


俺はもうダメだ。
逝ってきます。

投稿: junki | 2011年5月25日 (水) 15時35分

>脳の部分がやはり不思議に感じます。
>どうしてもこの腕が俺の腕に思えない。

お気持ち分かります。
ゲシュタルト崩壊のように感じると思いますが、「自分」というものを俯瞰してみていると思いますよ。
肉体(物質、モノ)、精神(自我、魂、存在、モノでないもの)この2極の関係性をよく考えれば、ゲシュタルト崩壊しても混乱しなくなると思います。
なので、自分の腕が自分に感じなくなるのも分かりますし、「自分」とは何なのだと考えるきっかけになると思います。
崩壊しても、例えば自分の肉体は、自分の人生を一緒に歩む最愛の友として考えるのもよいかもしれません。
つまり、ゲシュタルト崩壊しても(分裂しても)、考え方次第で分裂したものがリンクされるわけです。
体の中で、(誰に言われたかわかりませんが)免疫細胞君たちが健気に自分の身を犠牲にして体を守ってますしね。

投稿: X | 2011年5月26日 (木) 14時19分

Xさん、あまり難しいこと言わないで下さい。
俺の精神が崩壊してしまいます。
っていうかもうしました。
ゲシュタルトってなんでしたっけ。
秘密警察でしたっけ。
逝ってきます

投稿: junki | 2011年5月26日 (木) 15時09分

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