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2009年10月21日 (水)

メンタル霊の逆襲。

麺樽イメージさんが iray なんていうものを出してくるみたいですね。
http://www.mentalimages.com/products/iray.html

情報元は、XSI Base のこのスレッドでした。


メンタル霊の v3.8 (と、Reality Server 2.4)の新機能で、iray モードというものがあるようです。 スイッチポンで GI なフォトリアルレンダリングが、インタラクティブに(プログレッシブに)できるとかなんとか書いてあります。 FPrime みたいなもん? 要は最初は粗めに(でも超速で)レンダリングして、2回目のパスでよりクオリティが上がり、3回目でまた上がり・・・・というタイプのレンダリングをしてくれるってことですよね、たぶん。最終クオリティにするには少しは時間かかるけど、パラメータの変更がすぐに反映されるので、ライティングや質感のパラメータの調整がラクになるってことですよね、たぶん。 
独立した製品ではなく、メンタル霊 3.8 の中にあるレンダリングモードの1つだそうです。


レンダリングの設定はごく少ないそうで。 マテリアルは RenderTree で作るようないわゆるプログラマブルシェーダの代わりに、あらかじめ用意された物理的に正確なマテリアルライブラリを使う、とかなんとか。mia_Material (Architectual) はサポートされるみたい。 光源としては、 HDR 環境マップ、スポットライト、点光源、平行光源、IES プロファイルなライト、をサポートだそうで。


FAQ の PDF ファイルにもいろいろ(美辞麗句が)書いてます。
http://www.mentalimages.com/fileadmin/user_upload/PDF/iray%20FAQ%20%2830%20Sept%202009%29.pdf

GPU を使ったレンダリングスピードが売りのひとつのようですね。NVIDIA の GPU を使うようです。シングル GPU でももちろん、複数の GPU があればあるだけほとんどリニアにスピードが上がるような書き方をしてますね。 CUDA プログラミングモデルを利用するとかなんとか書いてますが、CUDA ってなんですか。俺そっちはさっぱりわかりません。誰か教えて下さい。


GI が不要な場合は、普通の Mental Ray software rendering モードの方が柔軟で速い、と書いてます。 Pass 分けも何もせず、GI でゴリ押し・男の一発レンダリングをやるときにのみ恩恵がある、ということなんでしょうかね。

iray はメンタル霊のインタラクティブプレビューモードとしては意図されておらず、リアルタイムレイトレーサではない、と書かれているんですが、その辺の意味がよくわかりません。例えば V-Ray RT なんかはリアルタイムレイトレーサって言ってるんですよね? Rendition とかも。 iray はこれらのレンダラと本質的に何が違うのか、俺まだよくわかってません。
「巷の”リアルタイムレイトレーサ”はリアルタイムにするために物理的な正確さを犠牲にしており、近似値を採っているに過ぎない。iray はモノホンの GI、最終画像のクオリティ、物理的な正確さが必要な場面を想定しており、それに最適化されている。iray はインタラクティブでプログレッシブな GI レンダラであり、のろまなリアルタイムレイトレーサではない」とかなんとか書いてますよ。GI でプログレッシブって、つまりどっちかと言うと Arnold みたいなものだと考えればいいんですか。 うーん、よくわかんねえ。ほんと商売コトバって、いつもわかりにくいですよね。

NVIDIA じゃない GPU で動くのかどうかが、すっげーわかりにくい。 FAQ の 15 から 20 あたりを読んでいるんだけど、どうもわからん。 iray 搭載のメンタル霊自体は、非NIVIDIA でも CPU を使って動く。 でも iray 機能は非NVIDIA GPU だと使えない、と書いてあるように見えるんですが、どうですか。 誰か解読して下さい。 GeForce でも動くと書いてあるように見える。ううむ。 CPU オンリーで動くバージョンも出すよー遅いけどねー、という項目もあるな。ってことは遅いのさえ我慢すれば他の GPU を積んでるマシンでも動くってこと? ああっ わかりにくいよっ

こういうの読むといつも思うのは、質問に対してまず Yes か No かでクリアに答えろよ! ってことですね。例えば

 Q: XSI の開発は続くんですか?
 A: 嘔吐デスクはいつも顧客のニーズに答える製品を開発し続けます。

みたいな、こういう感じのやりとりが多すぎるんだよね。まったくもう。


iray バージョン1では DOF はできるけどモーションブラーはできない、だそうです。
表示できる大きさ以上のレンダリング(オフラインレンダリング)はできるそうです。



XSI Base のスレッドの方では、Softimage っていうか嘔吐デスクの luceric さんが、
「モーションブラーなし。 Architectual Shader 以外の既存のシェーダ使えない。RenderTree やらシェーダのカスタム使用やらも無し、マイクロポリゴンディスプレイスメントもサブDも無し・・・・」 と言ってますね。ふうん、そうなんですか。

ま、バージョン1なので、そのうち進化するんでしょうけどね。
現時点で、実際に使っている様子のビデオとかが見つけられてないんで、どんな感じなのかわかりませんです。

で、XSI さんがこのメンタル霊 3.8 を搭載するのはいつになるんですかね? 次バージョン? 次バージョンってやっぱり来年の夏? それとも Softimage 2010 December とか、そういうの出してくるんですか? いつものように、Maya とか Max よりは半年や1年遅れて搭載になるんですよね? ま、バグだらけのうちに搭載されると困るのでいいんですがね。

で、iray がようやっと XSI に降りてくる頃には、Arnold とか、いろんなものがすでに世の中にあったりしてね。 Arnold はかなりキているように見えますからねえ。なかなかまとめていじる時間ねえなあ。 あ、そういえばミートボール観てないや。まだやってるのかな。Arnold Render に敬意を示すためにも行かないとなあ。


ま、ともかくも、やれ設定が面倒だのやれ遅いだのやれメモリ食い過ぎだの、ここ最近さんざんひどいこと言われ続けて後発のレンダラたちより見劣りしている感のあったメンタル霊が、老舗の意地を見せていよいよ逆襲に出るという風に見えますよね。面白いじゃないですか。見守りましょう。出てきたら何言われるのかなあ。けけけけけけ。



そういえば Maya では、メンタル霊 3.8 ではなく 3.7 で、つまり現行バージョンでプログレッシブレンダリングができるそうですよ。
http://blog.livedoor.jp/borndigital/archives/977838.html
「隠しコマンド」 ですって。へえ。無限1アップとかできるのかな。

http://kobayashystips.blogspot.com/2009/08/mental-ray-progressive-rendering-in.html
上のボンデジさんのページの元ネタがここのようですね。
なにやらスクリプトで簡単にその隠しコマンドを起動できるようにしてくれているみたい。

コメント欄にありますが、この隠しコマンドによるプログレッシブレンダリングが iray のことなのかどうかはわからないそうです。 iray のアルファ版みたいなのをこっそり 3.7 に搭載したとか、そんな感じなんでしょうかねえ?
で、コメントの下の方にありますが、Softimage ではこれはできないだろう、とのことです。 Orz
Maya の場合、UI からメンタル霊のオプションをいじる string option が使えるそうですが、Softimage からはなさそうだ、とのことで。 つまり機能的には同じメンタル霊でも、その隠しコマンドのスイッチを入れる手段がない、ということですかね。鍵のかかった箱に入った美味そうなビール、って感じすかね。 まあどうでもいいや。




さー もういい加減 XSI もレンダラ祭りになってもいいでしょう?
まだ 3Delight だけじゃないですか。
Cebas さん何やってんの。
Chaos さんやる気あるの。
Holomatix さん、XSI の UI にインテグレートしてくんないの。
Indigo はどうなった。
fryRender は。


まあいいけど。あってもほとんど買わないだろうから。
それより、やっぱ Softimage Renderer 復活しかないでしょう。
これは買いますよ。
ま、売り物というより、XSI の新バージョンで新機能として出してくれると嬉しいんですが。
頼みますね嘔吐デスクさん。


あるいは誰か POV-Ray へのエキスポータ書いてくれませんか。



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コメント

注意:記憶だけで書くので適当です。

CUDAってのはNVidia GPU専用のプログラム言語です。
Nvidiaのビデオカードさえ載っていれば使えること、
GPUの演算ユニットの数に応じて演算の高速化が出来るのがウリです。

PlayStation3のCPU、CELLだけを載せたボードが出てますが、
ビデオカード載せてるだけのPCでも利用できるので、
対応ソフトウェアを普及させるのに有利ですよね。
TeslaっていうGPUいっぱい載せた演算専用ボードも出してます。

CUDA専用だとしたらATI系のビデオカードではGPUによるアクセラレーションは効きません。
多分ですが、CPUだけで動くモードもあるよ、遅いけど。ってことなのではないかと…。さらに推測の推測ですが、多分マルチスレッド最適化を進めた形で作り直していて、将来的にはirayがメインになるみたいな事を考えてるんじゃないかなぁと。

なにひとつググって裏取ったりせずに適当書いてごめんなさい(^^;。

投稿: Mitsuhiro Arita | 2009年10月22日 (木) 14時33分

有田さんなんでそんなに詳しいの。

iray がメインになるってことはあんまり想像つかないなあ。少なくともメンタル霊とほぼ同じことができるようにならない限り、ないでしょう。で、あんまりそんなつもりはないんじゃないのかな。そもそも目的が違う気がします。 

想像ですが、メンタル霊みたいに Primary Ray だけオフにしたりとか Ray-Type で振り分けたりとか、セレクティブライトなりマイナスの Intensity なり、そういうCGならではのウソ八百がやりにくいと思うんですよね。 建築系とかには良いでしょうが、ノンフォトリアルなレンダリングも含めウソ八百で絵を作らねばならない我々には、メンタル霊のようなレンダラが必要です。速くなって、メモリ食わなくなって、もうちょいクセがなければ、それでいいと思います俺は。

だからこそ Softimage Renderer。

投稿: junki | 2009年10月22日 (木) 16時24分

将来にわたって男の一発レンダ専用で、リアルタイムレイトレーサー代わりにはならない程度の速度、というポジションのままと仮定すると、わざわざ別レンダラーとして開発する割りに使用用途狭すぎる気も。

沢山メモリが必要な機能が省かれているように思うので、ビデオカードにギガのメモリが普通になる頃を目指してメンタルレイ互換、或いは後継として使えるようにバージョンアップしてくんじゃないのかなぁ、と、何の根拠もなく思ったのでした。

個人的にはリアルタイムレイトレーサーの方が嬉しいなぁ。

投稿: Mitsuhiro Arita | 2009年10月23日 (金) 00時22分

リアルタイムレイトレーサって、なんなのでしょうかね? 言葉の通りレイトレーシングをリアルタイムでやるってことなんだろうけど、ゲームのように本当にリアルタイムなもの(ラグが全くなく、30fps 以上とかで即時反応)のことを言うんですかね? だとすると、VRay RT とかも違いますよね? シーンの複雑さにも依るでしょうけど、ゲームやってるかのごとくリアルタイムには反応しないですよね?

iray の説明の中で、iray はリアルタイムレイトレーサじゃないよって言っているけど、そもそも何をもってリアルタイムレイトレーサと呼んでいるのかよくわからんのです俺は。

ビジビリティ関係(こいつだけレンダリングオフとか)、Ray操作関係(こいつの Shadow Ray だけオフとか)、シェーダ関係(RenderTreeで自由にシェーダ組めるとか)、ここいらへんの自由度が現在のメンタル霊と同じような感じになっていくんであれば、「より速く、設定はより簡単に、物理的にもより正確になったメンタル霊」という位置づけになると思うんだけど、そんなもん目指してないんじゃないのかなあ、と思ったんですよ。 GPU使ってスピードが速くなったことが売りの、特定の方向のレンダリングをするためのレンダリング技術」 という気がするわけです。そもそもメンタル霊の中の1モードとしてやっているわけで、別レンダラとして開発しているわけでもなさそうだし。 どうでしょうかね。

投稿: junki | 2009年10月26日 (月) 19時57分

irayって要素狭いんですか?

棒にlumeマテリアル割り当てて発光させて
ブンブン振り回すとCPUだと凄い時間食うんです。
GPUレンダリングで一瞬で解決できたらいいなーって
思ってましたけどそういうの無理なんでつかね?

投稿: こんちぁ | 2009年12月10日 (木) 12時21分

すいません。「要素狭い」とはどういう意味でしょう。

iray ってまだ世に出てないからその発光棒ができるかどうかとか全然知りません。なので一般論で言いますが、ブンブン振り回す棒を発光させるってことはスターウォーズのライトセイバーみたいなもんだと思いますが、そういう光物エフェクトを比較的簡単に作る、などというのは iray で想定されたメインの使い方では全くないでしょうねえ。別にできなくはない、という感じかも知れないですが、仮にできたとしても普通に考えれば無駄な使い方ですよね。

どういうものなのかにもよりますが、ほんとにいわゆるライトセイバーみたいなものなら、俺なら棒のマスクを出してポスト処理でやります。普通はすげー軽いレンダリングで済みますわね。

CPU だと凄い時間食うそうですが、どんなすごい棒なんだろう。マスクでポスト処理じゃだめですか。

投稿: junki | 2009年12月10日 (木) 13時00分

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