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2008年11月

2008年11月28日 (金)

七零壱ちゃん。

おっ。 7.01ちゃん が来ましたよ。
http://www.softimage.com/downloads/



修正箇所に、

  UDEV00248322 - Incidence Node "Light List" is broken

がちゃんと入っていますよ。遺影。違う、イエイ。これで仕事に使えますね。いや、これだけじゃダメなんだが・・・。
他のことも色々試してみたくてしかたないんだけど、残念ながら今やっているのは六ちゃんを使わねばならず、もどかしいっす。

自動机になってから初のリリースですわね。WEB にもしっかりと自動机のロゴが冠されていますね。


でも修正箇所をよく見てみると・・・。
・・・サテライトレンダリングのことは触れられてないな。
・・・ICE のSet Instance Geometry も触れられてないな。
・・・旧パーティクルのSprite のことも。
・・・workgrouop とかがあると ICE や RenderTree ノードの取出しがやたら遅いことも。。。

なんか自分が出くわした不都合にはほとんど触れられてないような・・・。 他の問題とリンクしているために、アレが直ったからコレも自動的に直ったというものも一部はあるんでしょうけど、それにしhてもほんとに大丈夫なんかいな七零壱ちゃん。

自動机さん頼みますよほんとに。




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ソニー。

XSI Mailing List で見つけたんですがね。

http://static.swiss.se/public/portfolio/Sony_Christmas_30sec_h264.mov


スタッフのひとりステファンアンダーソンさんによると、氷使いまくりだそうです。なるほど、いかにも氷らしい感じが。ってことはレンダリングまでも全部 XSI 7.0 でやったということなんですかね。色々問題出なかったのかな・・・。

1週間のプリプロダクション、2週間の実制作だそうで、ううむ、無茶ですね。すげー。

関わったスタッフは、4人の3Dアーティスト、3人の Shake コンポジター、1人のスーパーバイザー(デザインやモデリングの一部も担当)。

熊、傘、靴、ボールの滝、あといくつかのいきなり現れる要素(たぶん虹とかコーンとか)などはストップモーションで、それ以外はCGだそうです。 ボールの滝も、最初にドバッと出てくるところだけは3Dのシミュレーションに見えますね。


いやあ、楽しそう。作ってる人のニヤニヤが伝わってくるかのようです。ステファンさんも 「楽しくて、(時間なくて)クレイジーな仕事だった」と言ってますが、ええ、クレイジーな状況だからこそこういう感じになるんじゃないですかね。 時間がなくて、勢いだけの一発勝負で、ノリと悪ふざけと愚痴とナチュラルハイの中でイッキにやってしまうのがよろしい種類の仕事のように見えます。いいなあ。嫉妬します。

ステファンさんが所属する会社で作ったそうですが、 ドメインが .se なので、Swiss International という名前だけどスイスじゃなくてスウェーデンの会社なのかな。デモリールも見ましたが、いやあレベル高い。実に手堅く、VFX らしい VFX を、きっちり正しくやってますという感じですね。いいなあ。嫉妬します。


氷を使った実作例がもっと見たいですね。今のところ、Psyop が作った HP のやつくらいしか思いつかないかな。たぶん俺が知らないだけでけっこう使われているんだろうけど。知ってる人教えて下さい。

俺の実仕事での氷デビュー作(そして XSI 7 デビュー作)は、某作品の中の金魚すくいのショットでした。金魚すくいの水槽の水面を ICEデフォーム、金魚の群れは ICE パーティクルでジオメトリインスタンスを散らすという、いかにも教科書的なショットでしたね・・・。高級なことは一切やってなくて、ただのタービュランスなランダムに頼り切っただけの、ごくシンプルなものでした。 なんとなくそれっぽくなるところまではまずまずできても、思った通りには全然調整できませんでしたねー。。。。




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2008年11月26日 (水)

3DQuakers。

最近、3DQuakers.com のリグ関係のチュートリアルビデオを集中的に見てるんですがね。

ここのチュートリアルビデオは、DTi3D と違って、ちゃんとわかってる人が作ってるように見えますね。表面的な知識ではなく実際にありそうな、もしくは確実にあるシチュエーションに基づいているという意味では、まずまずクオリティは高い、かな。 Rigging Pro / Scripting101 / Automatic Rigging の3本を見た感想であります。


● Rigging Pro
 

なかなか良いチュートリアルビデオでした。 2速歩行の人間型のリグを作るチュートリアルです。フットロール、IK/FK ブレンドなどはもちろんですが、主要な全てのパーツににのびのび機能があり、上腕・前腕・腿・脛・首には自動ツイスト機能もあります。鎖骨自動上げ機能とかも。その他カスタムパラメータを色々仕込んで、細かい調整ができるようになってます。もちろん完成したリグのデータも付属しています。

まだ通して見ただけで、ビデオ中に出てきた個々の案件を実験してはいないのですが、なるほどねえと唸らせるようなアイデアに満ちていますね。 このリグがどれだけ融通の利く良いリグなのかはまだ試してないのでわかりませんが、そのまま使うことが大事なんではなくて、アイデア・発想・着想を得られるのが大事なわけでしてね。

パッと見たところスケールで全体の大きさを変えられるのかがちょっと疑問で、それができないとかなり痛いことになるが、まあ試してみるか。
・・・・さっそく試してみました。ダメっす。スケール効きません。リグ全体を拡大縮小すると壊れます。これは自分で解析してインプリメントするしかないですね。


個人的には、メッシュを実際に変形させるデフォーマの階層と、ユーザがアニメートするためのコントローラの階層が、1:1の対応でそれぞれ独立して存在していて、かつ階層の中で SRT を素直に受け継ぐ感じのリグが好きですね。 前者は、ショットの必要性に応じてコントローラの親子の組み換えるだけでかなりリグを変えられるという柔軟性につながります(アニメーションの再利用は限りなく不可能に近くなりますが)。スケマティック上でわかりやすいという利点もある。 後者はリグ全体もしくは部分ごとにスケールを変えられるってことですね。


この Rigging Pro のリグは、どっちもダメ。デフォーマもコントローラも同じ階層の中でごちゃ混ぜだし、スケールも効かない。 なので好みではないんだけど、まあそのまま使うことはないからいいです。部分部分でアイデアを盗ませて頂きます。

難易度は初心者向けとは言い難いかな。自力で一度もリグを組んだことがない人がオベンキョのために見るビデオではないな、と思いました。ひとつひとつ解説するというより、どんどんどんどん進む感じがある(解説自体は丁寧にやってますが)。気を抜いて見ていると置いていかれる。詳細解説付きリギング実演ショーを見ているような感じかしら。プロダクションチャレンジを見ているかのような・・・。 あまり横道にもそれず、1体のリグを作ることにひたすら集中して、ざくざくと進めて、サッと終了しています。

それとこのビデオは純粋にリギング(=動かす仕組み作り)だけに焦点を当てているので、スキニングは含みません。つまりエンベロープやそのウェイトに関する話は一切出てきません。



前にも書いたけど Adam Sale さんによる  Advanced Character Rigging (ACR) vol.1-4 (3DTutorial.com) はスキニングも含んでいるし、Shape なども使うし、より包括的です。Rigging Pro はリグのチュートリアルというより、超特定用途のリグ作りの過程を披露しているだけという感があります。これはこれで良いけど、ACR と Rigging Pro のどちらか一方を選ぶなら、間違いなく ACR です。ACR は神です。



ちなみに、ちょっと前にも書いたように 3DTutorial.comのビデオはすでに販売が終了していて、現在は Letterbox Animation という会社のホスティングにより無償で配布されてますね。ライセンスキーは 3DTutorial.com のジョーさんのブログで配布。詳しくは XSI Base のこのスレッドで。
ただし最近ダウンロードが始まったばかりで、3DTutorial.com で昔配っていた無料のビデオと思われるもの以外はまだアップされてませんね。毎週ちょっとずつアップしていくようなことを言っていたので、ACR もそのうちダウンロードできるでしょう。いいなあこれタダで見れる人は。おれは買いましたよ4本とも。



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営業妨害をするようで気が引けますが、DTCharacter Rigging in XSICharacter Enveloping in XSI はマジでうんこです。どシロートもしくは表面的な知識しか持っていなくて実際のプロジェクトに関わった経験が無いと思われる輩が作っています。買わないほうがいいです。金返せこの野郎。
ってういか、あれ? DT のラインナップからこの2つが消えてるな? 似た感じの製品があるからそちらに統合されたのか、あるいはあまりにもデキが悪くて引っ込めたか・・・。 前者だとしたらきっとこの Character Setup in XSI だと思う。使っているマネキンみたいなキャラクターも同じだし。 もし内容が当時と変わってないとしたら、お客さん、これは買っちゃダメですよ。うんこですよ。 きっと DT の人はお約束のように 「いや、これは、ほら、取っ掛かりをつかむためのチュートリアルですからね、実務にそのまんま適用することを目的にしていないですからね・・・・」 みたいなことを言うんだろうけど、だったらてめぇ一回くらい実務に使えるものを作って見やがれゴルァ
・・・・などと散々言いたい放題しながらも、 ICE のビデオはさほど悪くありませんでした。


リグ関係のチュートリアルビデオと言えば、実はだいぶ前に 3DMastermindCharacter in Motion も買ったんだけど、こっちはまだ全部見てないんだよな・・・・。 前半は初歩的過ぎて眠くなります。後半はどうなんでしょう。これから見ます。

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●Scripting101

その名の通りスクリプトの初歩なんだけど、これはあくまでも続編の Automatic Rigging につなげるためのもので、単体で見た場合、スクリプトの超超初心者には多少参考になるかもしれないけど、そうじゃない人にはほぼ意味ないな、という感じでした。

ずばり、冗長。

ごくごく初歩的なスクリプトの話を延々とやっていて、しかも題材が総括的なわけではなく、あくまでも Automatic Rigging で必要になる題材だけを取り上げているので、スクリプト入門として捉えた場合はデキが悪いと言わざるを得ません。スクリプトのことを少し知っている人ならもう不要だと思います。

しかもあまりオブジェクトモデルを使わないんですね。 目的はあくまでも Automatic Rigging の序章だからこれでいいんだろうけど、コマンドモデルのかったるいスクリプトをいっぱい見せられて、実にダルい感じがしました。

でも逆の見え方もちょっとあって、「ああ、目的を達成できるなら別にオブジェクトモデルにこだわる必要もないかもなあ。実行速度も今のマシンなら別に問題なさそうだしなあ」 という気もしてきました。 コマンドモデル撲滅委員会としては複雑な気分であります。

ともかくだ、このチュートリアルビデオは多少値段が上がってもいいから続編の Automatic Rigging と統合しちまうべきでしょうなあ。単体では商品価値があまりにも低い。



●Automatic Rigging

じゃあこの Automatic Rigging の方は商品価値が高いのかと言えば・・・。 実に微妙。

内容は前作 Scripting101 の続き。 別製品だけどあくまでも続きであることを前提にしているので、何の前振りも紹介もなく唐突に始まる。ううむ、やはりこの2製品は統合するべきだ。

内容は、前作で作ったリグのガイドに従って実際のリグを構築していくためのスクリプトを書く、というものです。 最終的に出来上がるリグは、前述 Rigging Pro に出てきたリグです。 XSI に標準で付いてくるガイドとリグのワークフローに例えて言うと、XSI の Biped Guide に似た独自のガイド階層をスクリプトを通して作るのが前作 Sctipting101 で、Biped Guide から情報を読み取って Biped Rig を構築するためのスクリプトを作るのが今作です。

Rigging Pro では概念を説明しながら、手作業でリグを作りました。Scripting101 とこの Automaric Rigging の2連作は Rigging Pro と同じことを、スクリプティングを通してやりましょう、というコンセプトのようですね。

スクリプティングを通してリグを作ることの重要性・有益性はずっと痛感していましたし、ごくごく低いレベルでは実践もしてきました。ぬるぬるボンデージ緊縛エクスプレシオンEKC などのプラグインはその過程で出来たものです。だってね、リギングするために毎回同じ作業を手でやってられなくなるしね、ある程度自動化するにしても毎回ワンオフのスクリプトを書くのも大変だしね。 ガイドに従ってボーンを生成してコンストレインの関係まで作っちゃう、程度のスクリプトは汎用として持っておくのがよかろうと。その意味では参考になりました。


でもね、ビデオの中身は前作に続き、呆れるほど冗長なんですね。ほんと、Riggin Pro で手作業で構築したものをスクリプトでそのまんま置き換えてるだけです。 まず手作業でやる。するとスクリプトエディタ内にコマンドのログが残る。そのログをコピペして名前の部分だけちゃちゃっと書き換える。基本的にこれの繰り返しです。同じ作業がいっぱい出てくる時はさすがに function などを使ってサブルーチン化しているけど、工夫と言えばせいぜいその程度。しかも同じような作業が全身の各パーツごとにあるわけで、よくまあこんなに冗長に同じ作業を見せられるなあと呆れてしまいます。眠くなります。っていうか寝ながら見ています。 カスタムプロパティの作成や UI の作り方も説明していますが、シロートながら今まで散々スクリプトを書いてきた身としては、これも特に新しい情報ではない。

せめてオブジェクトモデルをメインに使って、どう取得していいのかわからなかった Object への辿り着き方とかその辺の参考になればありがたかったんですが、そういうのは全くゼロですね。なんてったってコマンドのログをコピペしているだけですから。 また、題材がリグなので SRT だの Transform だの Matrix だの UpVector だの、そういう分野の概念を理解するための補助にならないかしらという淡い期待があったんだけど、これもまたゼロですね。なんてったってコマンドのログをコピペしているだけですから。

ってことでまずまず参考にはなったものの、うーむ、値段に見合うほどの価値があるかどうかはかなり微妙。

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3DQuakers のチュートリアルビデオの悪いところは、全部ノードロックなんですねえ。起動しようとするとハードウェアの構成を元にキーが生成され、それをメールで送ると1日以内くらいにライセンスキーが戻ってくるというしくみです。XSI の SLP と同じような感じですね。でももちろん、ライセンスのアクティベートやディアクティベートなどという高級な機能はありません。 結果、1台のマシンにしかインストールできないわけです。ラップトップにも入れて見るとか、会社と自宅のマシンの両方で見るとかはできません。 他のマシンへのライセンス移動は認めてくれるのかしら。

それと、全くどーでもいいことですが、3DQuakers ってのは Quake、つまり地震・震え、つまり 「3DCG の世界を揺るがすスゲーやつら」 くらいの意味が込められているんだろうなと思いつつ、気まぐれに手持ちの辞書ソフトで調べてみたら、

  quaker
  《名》クエーカー,震える人,未成熟コーヒー豆,ペンシルベニア州人,うんこ,便

   (辞書ソフトよりコピー&ペースト)


  う・・・・ うんこだったんですかっ ( ; ゚д゚)




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2008年11月15日 (土)

さらにさらに見た映画メモ。

ターミネーター2
先日久しぶりに1を見て、2は8月の SIGGRAPH の時に見たばかりだったし過去に何度も見ているのですっ飛ばそうとも思ったんだけど、スターウォーズやエイリアンと同じで1を見るとすぐに2も見たくなるシリーズなんですよねこれは。 で、3は見てなかったこともあり、3を見るための儀式として結局もう一回視聴。 うーむ良い。やはり好きな映画だこれは。 カーアクションも良いし、本物爆発(だと思うが)なども良いし、CGもこの当時としてはとてつもなくハイクオリティだと思うし。 見終えた後に残る感触が気持ちいいんですよね。重厚で濃いながらもキレの良い感じというか。チーズケーキの濃いやつを大盛りで食ったあとに牛乳をイッキ飲みしてすっきり、みたいな感じというか。

2ではさすがにコマ撮りは使ってないと思うんだが、ってことはむき出しメカは基本的にスタンおじさんがアニマトロニクスでやったということなんだろうけど、どうなんでしょう。
せっかく LD から DVDに買い直したのに、例によって特典映像の無い廉価版をうっかり買ってしまっている。失敗だった Orz  メイキング本の類も色々出ているみたいだから、買うかなあ。



ターミネーター3
3の存在は今まで、理由も無くなぜかほとんど無視していて。 ああ、3もあるんだっけ、見ておかないとなあ、くらいの気持ちで全く期待もせず、こともあろうにツタヤでレンタルしてきたら、意外と面白くてアセった。 VFX もなかなかいいんじゃないですかね。メインは ILM ですね。

カーアクション最高。クレーン車で建物をなぎ倒しながらどばばばばばの所は 「よしゃあ いいぞ行け行けもっとやれ 壊せ倒せゴルァ」 と思わず声が出たくらい。 ボーイングだかロッキードだかの飛行機の組立工場だかどこだかの敷地内に街をまるごと作ったらしい。さすがにスケールが違うな。

どうでもいいけどターミネーターはいつも、現地で車両を調達しないといけないんですね。身体があんなすごい武器になったりするくらいなんだから、空を飛べる機能くらい付ければいいのにw

メイキングが見たい・・・。これは特典映像付きDVDを買った方がいいか・・・。 2003年だからこの頃のDVDはすでに特典が充実してそうだしな・・・。

今度からレンタルして面白かったら特典付きDVDを買うというパターンにしようかなあ。400円の保険をかけて豪華版DVD購入の失敗(期待して買ったら映画がつまんなくて特典を見る気も失せる)をなくす、という意味合いですね。意外と効果的かも知れない。  でもこれだと、まだ見ていない映画の DVD を購入するときのあのドキドキ感は半減しますわね。


ミッション・トゥ・マーズ
これはまあ、あんまり面白くもなかったけど、腹が立つようなものでもなく、素直に見れました、という感じか。 昨年おれが関わっていた某作品は、この映画の設定を拝借しているのではないかなどと思ってみたり(まあ、よくありがちな設定ですが)。

VFXヘヴィな作品という印象は無いけど、まあよく出来ていたのではないでしょうか。宇宙シーンは普通に手堅く、火星での砂の竜巻がうにょうにょとする所なんかはずいぶん面白い動きをしていて良かった。ICE と BA を使いこなせばおれにもできないかしら、などという無謀な空想をしてみたり。


チャーリーズエンジェル フルスロットル
うーんなんだかつまんなかったなあ。 前作は単純に楽しめたけど、これは飽きてしまった。アクションはより複雑になってるしゴージャス感もあるんだけど、1でウケたのであまり工夫することなくそれをエスカレートさせただけという印象か。 ストーリーも不必要に複雑にしてしまっている気がするし・・・。

キャメロンディアスちゃんは好きですよheart02 かわいいねかわいいねキャメロンちゃん
キャメロンちゃんと言えば久しぶりにマスクが見たくなった。当時としてはすげーハイクオリティなCGに見えたな。Alias Power Animatior がメインだったような、違ったっけ? ElectricImage もくるくる回りながら踊るシーンで使われていたはず・・・。
2は見てないなあ。見るか。



秒速5センチメートル
話は特に面白いわけでもない。まったりしていて飽きることすらある。でも絵はわりとしっかり見てしまう。この人の作品は画面全体特に背景美術がいつも綺麗もしくは緻密で、独特のワイドレンズなパースを効かせたレイアウトにも大いに惹かれるところがあり、その中に描き込まれたあるいはエフェクトとして後乗せされたと思われるどうでもいいような細かい現象、例えば写りこみやらハイライトの走り方やらレンズを通すことによるアーティファクトやら入射光やら電飾の動きやらリアルでも何でもないくせに妙に密度感のある陰影やらあるいは何らかの「ゆらぎ」とでも言うべき森羅万象あるいは有象無象に対する観察眼および興味の表れがいちいち俺の心の琴線に無断かつ横柄に触れやがりまたは癪に触りやがり、見ないわけにはいかなくなってしまう。 これを端的に言うならば悔しいが敬意である。 この人に限ったことではないが俺が絶対にできないことをする人、俺が持っていないものを圧倒的な存在感と共に持っている人、俺が漠然とした憧れを持っていたりあるいはこういう生業である以上それを目指すべきなのではないかなどという葛藤がありながらもそこへ辿り着くための忍耐力精神力あるいは才能あるいは動機を自分で持てるとは思えずにやりもしないうちからあきらめてしまっていることを経緯は知らぬが結果的にやってしまっている人には、畜生っ、無条件に敬意を表するしかない。 敬意を表するためだけにDVDを買うのであってごく一部の技術的な方向性を除いては決して作風が好きなわけではない。などという小理屈をこねずにはいられなくする作品あるいは作者は嫌いだが尊敬する。畜生っ、尊敬されてやがれっ。

キャラクターデザインはダメです俺は嫌いです。

この監督の作品は、お話の系統としてはセカイ系って言うんですか、個人的には特に好きじゃないのになんか気になってしまうし、似た雰囲気の作品をこれまでもいくつか積極的に見てきたという事実を鑑みると、やっぱりこういうの好きなんだといつか自分で認めなければいけないということですか。 俺もここまで自意識過剰に生きられればもっと人生楽なのになぁなどと思ってみたりするのであります。ああ小理屈うぜえ。

長野県小海町近辺はとてもいい場所で、これまで自分もバイクで幾度となく訪れているというところがまた癪に障るのかしら、などとも思ってみたり。 DVD にはせっかく特典映像が付いていましたがカントクが俺以上とも思える小理屈をこね始めていたので2分で視聴を中断してしまいました。


プレデター
シュワちゃんがけっこう好きなことと、プレデターのスーツをスタンウィンストンおじさんがやっていることと、有名作品なのに一度も見ていなかったことなどがあり、見てみたはいいけど、いやあ、つまんなかった。飽きた。ずっとジャングルの中で、同じシチュエーションと同じテンションのまま続くんだもん。

必要であろう説明も一切なし。プレデターが宇宙から来たらしいことは冒頭のシークエンスでわかるが、なんのために? こいつなんなの? なにがしたいの? 地球征服? じゃあなんでジャングルで人間殺すの? しかもアメリカ兵ばっかり? ひとりなの? 仲間いないの? かなり進んだ文明を持っているみたいだから、目的はどうあれ、ジャングルで各個撃破の肉弾戦なんかやんなくてもいいんじゃないの?  みたいな、このプレデターという宇宙人(?)に対する疑問符だけが山積みになって、ぽかーんとしているうちに映画は終わってしまいました。 音楽がうるさいのも気になった。 常にジャカジャカ音楽鳴っているんだもん、ジャングルの臨場感を損ねてますよアレは。


プレデターのデザインは、なんだかドレッドヘアの落武者みたいでカッコ悪いなあ。スタンおじさん、これ、俺にはイマイチだよ。


プレデター光学迷彩エフェクトは 1987年当時だとCG処理ではないだろうから、実際に波ガラスやオイルなんかを使って撮ったんでしょうかね。 まったくの想像ですが、普通に撮影した元フィルムの、エフェクトかけたい部分をマスクアウトして他のフィルムに露光=つまりエフェクト部分が真っ黒(未露光)のフィルムができあがる、 次にオスメス反転したマスクで処理部分以外をマスクアウトして、波ガラスをフィルムにぴったり重ねてさっきのフィルムに2度目の露光=ここでさっきの黒部分のみが波ガラス効果と共に露光されて、やっと全域露光された完成フィルムになる、とか? いや、テキトーに言ってるだけです。 特撮詳しい人教えてください。

・・・・とか書いた後に Wiki を見てみたら、ちょっとだけ解説が書いてありますた。このページの Special Effects のくだり。

「プレデターの演者に明るい赤のスーツを着せて撮影する(ジャングルの緑・空の青から浮かせるため)。 その後、同じテイクを演者なしで(つまり、おそらくカラ舞台で)、プラス30%ワイドのレンズを使って撮影する。 この2本のフィルムをオプチカル合成すると、プレデターの輪郭が曖昧に浮き出てきて、背景にあるものがプレデターの形に合わせて歪んでいる絵になる」 とかなんとか書いてあります。
ふーん。 なぜ30%ワイドのレンズを使うのか。 どう合成したらそういう結果になるのかなどの詳しいことは書かれていませんが、当時の SFXマンたちが試行錯誤しているうちに偶然見つけた手法だったりするのかな。 面白いなあ。やってみてえ。

それと、この方法だと1つのショットを2回同じカメラで撮らなければいけないから、カメラが動くショットにはモーションコントロールカメラが必須のはず。 でもあんなジャングルの中で、モーションコントロールカメラって設置できるんですかね。もしかしてこのエフェクトがあるショットは全部カメラFIX だったりして。 今度もう一度見直してみるか。


(おそらくプレデター体表面を流れる)電気スパークは手描きアニメーションであると書いてあるように見えるが、ううむ、英語よくわかんないな・・・。 リアルかどうかと言うとアレかもしれませんが、CGっぽいパッキリさがなくて、いい感じの曖昧さを持った青グロウエフェクトでしたよ。味がありますね。


ともかく映画は超面白くなかったけど、古き良き時代の SFX は見ていてなかなか楽しいものがありました。デキはかなり良い方なんじゃないかな。 うーむ、一般教養として2も見ないわけにはいくまいな。 そしてエイリアン(1と2だけ)が好きな身としてはエイリアンVSプレデターにも進まないわけには行くまいな・・・。期待はなくとも興味はあるからな・・・。

蔦谷書店さま、今後もお世話になります。7泊で200円くらいにして下さい。


(ジャーニー・トゥ・ザ)センター・オブ・ジ・アース3D
立体映画。別記事で書いたから省略。
あれっ、もう DVD が出てるのっ? と思ったら、原作もタイトルも同じだけど映画としては全くの別作品なんですねこれは。


ロボコップ
久しぶりに見た。いやあ、最高。大好き。
この監督が描く未来は、終わってるよな・・・。 極端に暴力的・退廃的で、しかもおそらくは現代社会、おもにアメリカ社会への皮肉を込めていると思われる。ここまで来るともう、皮肉というよりはタチの悪いいやがらせ、もしくは悪意むき出しという感じがする。おれもそうだが、見ると笑ってしまいつつ自分にも覚えがあって恥ずかしい気持ちにもなる。 とてもアフォな偽善者たちがいっぱい出てくるわけだが、見ているうちにあまりにもひどいアフォぶり偽善ぶりに腹が立ってくる。腹が立つということは自分のことを指摘されているような気がするからなんじゃないの、と思ってみたり。 そしてそんなネタでつい笑ってしまうところに自分の醜さを再発見したり。人間のネガティブで残酷で汚い部分をさらけ出し、それをネタに笑わせたり怒らせたりすることによって、実は視聴者に「お前もおんなじなんだよ」と突きつけるかのような、もう、これこそがブラックジョークの真髄なのではないでしょうか。

などという小理屈をこねるまでもなく爽快でカッコいい映画なので俺の中では金字塔なのです。


メイキング映像も面白かったけど、フィルティペットさんのコマ撮りの話がちょっとしか出てこなかったのは残念だ。 金がないからブルースクリーンも使えなくて、リアプロジェクションで合成したって言ってたな。 リアプロって今でもあるんですかね? (ないと思うけど・・・) 合成が上手く馴染んでいたとは言いがたいかもしれないが、あの時代のフィルムの質感によく似合っているというか、チープさがバレているその加減がちょうど良いというか。あんまり綺麗にやりすぎたらダメですよねこの映画は。あくまでも(誇り高き)B級映画ですからね。

監督はいかにもいたずらっ子のような雰囲気で、映画の内容そのまんまのような気がした。 ロボコップスーツをデザインした人と仲が悪くなって撮影中全然話をしなかったよー とかケラケラ笑いながら言ってるし。  なにやらこの人、「ショーガール」でラジー賞取った時には授賞式に嬉々として参加したそうで・・・w 最高だよポールさん。

今リメイクしたらすごい VFX 作品になりそうだけど、是非やめてください。このまま残してください。



華氏911
某大国の大統領選挙も終わったし、なんとなく手を出してみたというだけ。特に面白くもなく、かと言ってそれほどつまらないわけでもなく。
政府もしくは大統領閣下に対する悪意、もしくは憎悪を感じる作品ですね。 監督さんはきっと根っから反骨・反逆の人なんですね。しかも超粘着質。こういう人は大好きですよ。



エンド・オブ・デイズ
シュワちゃんが出ているというだけで見てみたが・・・・ いやあ、クソつまらん映画だった。 ミステリアスな感じにしたいんだろうけど、わかりにくいだけ/画面が暗くて見づらいだけ。眠くなりました。っていうか寝ました。
世間の評判も概して良くなく、ラジー賞にもノミネートされたそうでw  受賞は免れたようだけど。




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2008年11月13日 (木)

ガラス海老ちゃん再び。

前にやったガラスな海老ちゃんを動かしてみたんですがね。



Glass lobster made with XSI7 from junki the junkie on Vimeo.

って言っても新作したわけではなくモーションは既存のもので、カメラだけ新しくしたという・・・。 色々レンダリングのテストやおべんきょのつもりでやりましたが、やはりまだわかってないことが多いと痛感させられましたね。普段の自分とは少し毛色の違うレンダリングなので、新たにマニュアル読んだりチュートリアル見たり、色々。難しい。

XSI 7、After Effects、1280 x 720。
Pass は、メイン/背景/シャドウ1/シャドウ2/デプス/モーションベクター/コースティクス/マスク数種類、かな。海老ちゃん自身に使ったライトは結局シャドウなしエリアライト(スポット)1発のみ。Ray Depth は透過が 8 の 反射が 3 だっけか。モーションブラーは lm2DMV シェーダ使ってレンダリング後に RSMB でポスト処理。 色全体はポストで少しいじったり、デプスで少し色重ねたり。



しっかしまあ、Vimeo 上だと死ぬほど画質が落ちますね。まあ、アラがバレなくていいんですが・・・。 Vimeo のページの右下のダウンロードリンクからムービーファイルをダウンロードすると、元の画質のままで見ることができます。H264 なので大もとの絵からはもちろん変わっちゃってますが。




しかし Pass に完全に分け切るって無理なんじゃなかろうか。無理じゃなくとも、超めんどくさいですね。 床に落ちるシャドウを別レンダリングして合成してみたりすると気づく = リフレクションを持ったオブジェクトの表面に床が映り込んでいた場合、そこにはシャドウがない・・・。 そうなると、普通に見える床へのシャドウと、リフレクションとして見える床のへのシャドウ(リフレクションとして見える床自身は除外)に分けなきゃいけない。ああもうめんどくせえ。

なんとか要素を分離できたとしても、Pass 分けしない場合と100%同じ絵に再構成するための合成方法がわからん(レイやモードとか)。

DOF な Bokeh もまだ未開拓エリアであります。うーむ。

まだまだ奥が深いというか、勉強が足らんというか、ああもうめんどくさいというか、まあいっかというか、眠いというか、酒が飲みたいというか。





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2008年11月11日 (火)

嘆願。

XSI Planet を運営しているマルコムさんが、Autodesk に対するオンライン嘆願をやってます。
http://www.petitiononline.com/xsi9/petition.html

大雑把に言うと、Autodesk に対して、Softimage の買収後も、

 ・ XSI の開発を続けてくれ
 ・ 現在の機能を維持してくれ
 ・ Softimage のスヴァらしいカスタマーサポートのレベルを維持してくれ
 ・ Softimage というブランド名を残してくれ
 ・ WEBフォーラムや wiki など現存するオンラインリソースを残してくれ
 ・ XSI のインターフェースを変えないでくれ

とお願いしてます。

マルコムさんは、署名してくれ、リンクをできるだけ広めてくれ、と言ってます。



ちょっと前にやはりマルコムさんが始めた嘆願書があったんだけど、そっちはまだラフな内容で、かつ文章が嘆願書にするにはあまりにもアレで(誤字とか、フォーマルに見えない表現とか)、XSI Base などで色々議論して最終的にこの嘆願書に落ち着いたようです。


反対する理由がひとつも見つからなかったので、おれも署名しておきました。あなたもひとつどうですか。





この嘆願とは別に、新たな嘆願を出す必要性があるかもしれません。

 ・ XSI 男を永遠に残してくれ
 ・ XSI 男Tシャツを作ってくれ
 ・ フード男は永遠に葬ってくれ
 ・ 新バージョンのデモでは必ずトーラスを使ってくれ


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2008年11月 6日 (木)

立体映画。


センター・オブ・ジ・アース 3D
を観てきたんですがね。

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8月の SIGGRAPH の時もさかんに 「これからは3D(立体)映画だっ」 と叫ばれていて、3D映像なセッションもいっぱいあって、これから作られる大作映画のほとんども 3D で作られるようなことを言っていて、日本でもそんな兆しが出てきたりして、どれどれ見ておかないわけにもいくまいな、って感じで行ってきたんですが。

Real D社のシステムでした。メガネかけます。 SIGGRAPH の時に見た、同じ Real D を使ったデモ画像の上映の時とまったく同じメガネに見えたんですがどうなんでしょう。

立体上映やる小屋ってでっかいのかなあ、と思って出かけたんですが、思っ たより小さくて最初は拍子抜けしました。 SIGGRAPH で Real D を見た時は広い会場の後ろの方の席に座ったためスクリーンが視界の中で小さく、飛び出し方がいまひとつだったのですが、今回は小さい小屋ながら、というか 小 さい小屋だからこそ、視界いっぱいとまでは行かないがスクリーンをかなりでっかく見れる状態でして。

  ・・・おお~。 よく飛び出ている。 はい、立体的に見えます。十分です。


水面、地面、長いものがにゅ~と手前に来る、などの 「手前から奥まひと続き」なものはなかなか気持ちよく立体していたような気がします。 形がシンプルなものも比較的立体に見えやすい気がしました。 そ れに対して形が複雑なもの、または動きが速いものはあまり立体感を感じず、それどころかピントが合っていないような、ブレたような、非常に不快な見え方で した。あえて例えれば、寝起き直後や目をこすった直後の視界のような感じか?  特にカ メラが大きく動くとそれはそれはうざったい  ごちゃごちゃとした ものが、形もはっきりしないまま、視界の手前の方でちらちらと動くので邪魔でしようがない。思わずメガネを外してしまうんですが外したら当然ブレた絵しか 見えないわけで。 試しに片目をつぶってみたら立体ではない普通の映像に見えたので、うざったいシーンが来たら片目を閉じると良いかもしれません。良くな いかもしれません。

これはもしかして、俺がガチャ目(斜視ではなく不同視)なことに原因 があるのかも。 確か右が 0.8、左は 0.4 とかだった気がするんだよな。 裸眼で普通に前を見ている時に自分の鼻の右側面しか見えないのは、右目を中心に世界を見ている証拠か。 両目を開けている 状態から左目をつぶると、見えている世界はまったく変わらず単に左が見えなくなるだけなのに対し、右目をつぶると明らかに見えている世界が少しヨコにシフ トして、かつガウスブラー 1.5 くらいにボケる。 これは典型的なガチャ目なんじゃなかろうか。 3Dメガネは当然左右均一に作られているはずなので、ガチャ目が見え方に影響が全くない とも思えない。 そういうの調整する機能がついたメガネが出てこないかしら、と思ってみたり。  ちなみに一緒に行った同僚は普段かけている普通のメガネ の上から3Dメガ ネを重ねてかけていましたが、視聴に特に問題はなかったそうです。


それと、3D映画が本格的に出てきてまだ最初の方の作品だから、演出的にも 「いかにも3D」 なショットが多かったと思います。 手前にものがどどーーんと迫ってき たり、普通の会話のシーンでも手前と奥がはっきり分かれているようなカメラポジション/アングルを使ったり。 手前と奥がはっきり分かれているショット は、例えば山を登っていて、山の稜線のヌケに見えているのははるか下界の地表、というショットや、二人が会話していているところをロングレンズで撮ってい て背景は遠くにある岩壁でボ ケボケ、というショットや、起伏のある地面でカメラがわりと低い位置にあるような場合ですね(谷になっている部分が見えないために、1つめの起伏と2つ目 の起伏がひと続きに見えない)。 こういうのはすごく立体的に見えま す。  でも本物っぽい立体ではなく、いかにもウソくさい、例えればアニメ の BOOK のような、いかにも切り貼りしたような、合成くさい、「作りもの感」 がすごく強くなります。

このことから、「3D映像として立体的に見えること」 と 「リアルに見えること」 は全く別物であり、むしろウソくさく見える方が多い、と思ったのです がどうでしょう。 臨場感、迫力はあるかもしれないけど、別にリアルではない。 没入感もあまりない。


それと、メガネをかけると絵が暗く、しかも少し青くなるんですよね。 3Dメガネのしくみは知らないけど、レンズは薄めのサングラスのように少し黒くなっ ているから当然光量は落ちるでしょう。青っぽくなるのは例えれば色温度 6500ケルビン が 9000ケルビン になったような感じかしら。 メガネを外して見てみると(当然絵はブレているけど)、色や明るさは適正と思われる絵でした。つまりメガネ無しの状態でカ ラーグレーディングしてるんじゃないのかな、メガネによる明るさと色の変化まで計算に入れてカラーグレーディングしないといけないんじゃないのかな、と 思ったんですがどうですか。


それと、すごくビデオくさい質感に見えるんだよな。妙にパッキリして るというか。まあ実際にフィルムではなくデジタル撮影されているわけですが、マスターは当然フィルム質感調に仕上げているはずでしょう。実際にメガネを外 してみ ると(ブレた絵だけど)、それほどビデオく さいとは思わない。 でもメガネを通して見ると、すごくパッキリした、日本のTVドラマあるいは報道映像のような、ベーカムで撮ったんでしょとい うような、ずいぶん安くさい、いかにもビデオですと言わんばかりのパッキリ感が出てしまって、高い金出して映画を見に来ているという気分が殺がれるなあと 思 いましたよ。



そういえば上映は日本語吹き替えでした。 調べたら英語音声+日本語字幕はそもそも演っていないんです。全国どの小屋でも3D上映は吹き替えなんですね。  2D上映の小屋だけは字幕があります。 立体にすると字幕が読みづらいのでしょう。 なるほどね仕方ないね、という感じだけど、吹き替えはやっぱり嫌 い。 いかにもアフレコしましたって声は大幅に臨場感を失いますね。  それにこの映画の場合、ショーン少年役の吹き替えが演技もクソ もない超ど下手糞な喋りをしていたんで呆れました。 一方ヒロイン役の吹き替えは何やら元モーニング娘のなんとかちゃんがやっていたみたいだけど、こちら はそんなに悪くな かったですよ


ストーリーや演出はもう、御都合主義丸出しの子供っぽいものです。でもいいんです。これは映画というよりアトラクションです。実際この映画の監督ディ ズニーランドのキャプテンEO とか作った人だそうですから。 こういうのはもう、ストーリーもクソもない、次々に色んなことが起こるというだけのアクションエンターテインメントで正し いです。  ちなみにこの監督は「メン・イン・ブラック」 とか 「パールハーバー」 とかで VFXスーパーバイザー(いわゆるCG監督的な立場)だった人だそうで。 さらに昔には 「トー タル・リコール」 の視覚効果部門でアカデミー賞もらった人だそうで。へえ、たしかにトータルリコールの VFX は当時ビビった記憶がある。顔がパカパカパカパカって開くやつとか、どうやって撮ってるんだろう?って。 トータルリコールは LD で持ってるはずだな・・・。でも LDプレーヤ絶不調だから見れないな・・・。しかたない、また DVD で買い直しか・・・。 ・・・・あれえ? トータルリコールってポー ルバーホーベンさんが監督だったんですか。うわあ、今知ったよ。 好きな映画だし、監督もけっこう好きなのに、なんちゅう不覚。映像見るときにい かに何も気にせず見ているかがバレますね・・・。 おっと、話がそれている。


あと、この映画はあのキャ メロンさんが開発に大きく関わったというフュー ジョンカメラシステムと いう機材を使って撮られているそうです。 既存のフィルムを3D化するわけではなく最初から3Dなカメラ(光学系2発)を使って撮っているので、まったく 通常の撮影をすればいいだけだそうですが、実際はどうなんでしょうね。やっぱり3Dならではの苦労とか制約とかありそうな気がするんですけどね。

そういやキャメロンさんも今、「アバター」 とかいう3D映画を作っているそうですね。 VFX は WETA ですか。楽しみだけど、公開まであと1年以上もあるみたい・・・。


VFX の話。
そういえば SIGGRAPH の時、Softimage のブースで この映画のVFXスーパーバイザーであるクリストファータウンゼントさん(Hybride の人なのかな?)が出ていたと思います。実際にブースでのデモ見ましたが、立体映像を作ることの難しさを説明していたらしいのはわかったものの、技術的 な話になると英語がさっぱりわからなくて、あんまり内容覚えていません。 「立体になるとCGではよくあるウソ(cheat)がつきづらくて大変だった」 という意味のことを言っていたと思うんだが・・・。  ともかくも、この映画の VFX には XSI がある程度以上の規模で使われています。 でも映画のエンドロールで VFX の筆頭は Meteo Studio というところだったな。Hybride 以上にメインで関わったということなのだろうか。

おっと SIGGRAPH の時の写真が出てきた。写真提供 by maru。

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・・・ってことで、今世界中の映画制作は3Dがすごいムーブメントになっているみたいですが、誰にもその流れは止められないように見えますが、個人的な感 想としては、映画は普 通に見たい。 3Dはアトラクションとしてならいいけど、映画として見たい作品は3Dじゃない方が良さそうだ、っ て感じですね。  不快な見え方、ウソくさくなる画面、安っぽくなる画像質感、メガネかけることそのもののうざったさ(メガネしてない人なので・・・)、高い入場料、その 他。 個人的にはメリットよりもデメリットが勝るように見えるように見えますがどうですか。

そういえば先日、キューテックさんというポスプロな会社で Real D の3Dシステムを導入たそうで、編集など3D映像の各種ポスプロ処理ができるようになったのでデモ見に来てくださーいという話があって申し込んだのに、当 日風邪ひい て行けなかった Orz   ともかく、国内のポスプロ体制も整ってきたり、ポケモンも3Dでやってたし、日本にも確実にこの波は来ていますわね。避けては通れないものですか。な んとなく避 けたいよ俺は。レンダリングも2倍でしょ・・・? 今日3D映画見てすごく気に入ったんならともかく、なんとなく「ふーん」って程度の感じだからな あ・・・・。

・・・突然思い出した。そういやこの業界に入って間もない頃、立体映像の仕事をしたことがあったんだった。しかも当時まだ珍しかった HD 解像度で。 おれの担当は降りしきる雪のショットだった。 たしか、カメラを2つ用意して、左右に位置をずらしてそれぞれレンダリングしたんだったと思 う。 HD 解像度でそれなりに重いレンダリングな上に左右をレンダリングしなければいけないわけで、冬休み直前に全ショット仕込むだけ仕込んで、あとは 「お願い Electric Image ちゃん。年明けまで会社来ないからどうか落ちずにレンダリングしてね」 と頭を下げて休みに突入したんだった。 雪がこんこんと大量に降るショットだったので今なら ICE とか何らかのパーティクル的手法でやるはずだけど、当時使っていた Electric Image というソフトウェアに付いていたパーティクルシステムをまったく使いこなせず(今思えば実に幼稚なシステムだったのでたぶんこの仕事には使いようになかっ たが)、もちろんおれ自信も話にならないくらい未熟だったので、板に雪の絵をマッピングしてひたすら手付けアニメーションで降らせた覚えがある。力業もい いところ。 遠い昔、たぶん95年末の話です。








ちなみに今日の3D上映は ゴルァ 続きでした。

まず入場料。3D上映はプラス200円で2000円でした。日本はただでさえ映画高いのに、なんじゃこれは ゴルァ
しかもこともあろうに上映中に機材が不調に陥ったらしく、突然スクリーン右半分が黄色っぽい絵になりました。壊れているんじゃねえのゴルァ
画面の半分が黄色い状態のまま、10分か20分も上映が続いてます。 最後までこの状態で見せるつもりかよ早く直せよゴルァ
そしていきなり、画面がピタッと止まりました。フリーズ。 どうなってんのゴルァ

ここでついに係員が出てきて 「申し訳ありません。機材不調のため調整 します。そのままお待ち下さい」 だってさ。 なんだと ゴルァ
5分くらい中断したあとまた係員が出てきて、客に 「どの辺から黄色くなりましたか? えっと、海のシーンからですか?」 とか聞いている。 なんだ、お前ちゃんと上映をチェックしてねえのかよゴルァ
その後 「直りました。黄色くなり始めたシーンまで巻き戻して再開します」だとさ。 ええ~ 10だか20分、もう一回同じ絵を見るの? ゴルァ

客のひとりが、「いいよ、フリーズの所から再開しようよ」 と言い出し、係員は客全体に 「皆様、それでよろしいですか」 などと確認をとり、結局巻き戻さずに上映再開。このままフリーズで終わったら当然払い戻しを要求しようと思ったが、再開してくれるんならまあいいや。
しかし映画でこんな不手際に遭遇したのは初めてだよ。平日だったので客はたったの10人程度で、大きな混乱にならなくて良かったねえワーナーマイカルさん。


こんなボロボロ状態だったが、なんとか上映は終わった。 

すると出口で、係員が封筒を渡してきた。


  「お詫びの無料鑑賞券です。どうぞお使い下さい」


ってことで、全国のワーナーマイカルで3D上映も含めたあらゆる映画に使えるタダ券をもらった。

さすがワーナーマイカルさん、いい映画館だと思っ てたんですよっheart01
また来ますねっheart04




































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2008年11月 1日 (土)

さらにガラスな蝦。

先日書いた mia_material のガラスプリセットを使った海老ちゃんをレンダリングし直してみた。

クリックで原寸表示。

Mia_glass_solid_geo3

前回の黒い部分はやはり Ray の Reflaction Depth が足りていないのが原因のようで、6 程度にまで上げてレンダリングしたら、3時間20分。げげっ。重すぎだよ。

結果は、黒は全滅してくれたので表面上はほとんど現れないんだけど、背景と一緒にレンダリングしているにも関わらずアルファがそこだけ白ソリッドになっていないことが判明。つまりまだ足りていないらしい。そこで 10 にまで上げてみたら、めでたくアルファも白ソリッドになった。上の画像はそれ。

ただし、Reflaction Depth = 6 で3時間20分もかかっているんだから 10 にしたらいったい何時間かかるんだよやってられったよゴルァ。 ということで、重い1枚絵 = これこそサテライトレンダリングの出番だっ、と思いマシンが空いているのをいいことにスレイブマシンを4台使い、マスタ+スレイブ4で合計5台でレンダリングしてみたところ、50分で終わりました。マシンパワー5倍でレンダリング時間は4倍短縮。しかも Ray Depth の設定は更に上げているわけで。 上出来じゃないの XSI ちゃん (・∀・)


ただしサテライトレンダリングの問題が出てきて、このレンダリングとは別に、原因解明にすっげー時間を費やしてしまった。ダメじゃないの XSI ちゃん ( ゚皿゚)凸  いつものことだけどさ




まだ完全に解明してないけど、ざっくり言えば、サテライトレンダリングは1回しかマトモにできない。 レンダーリジョンの場合、最初に描いたリジョンではちゃんとスレイブマシンも働いてくれるんだけど、2回目にリジョンを描くとスレイブがレンダリングに参加してくれない上に、レンダリングが終わる直前にスレイブからの応答がなくなってレンダリングが完了せず。 
今度は複数フレームを普通にレンダリングしようとすると、最初の1枚はちゃんとスレイブも参加しながらレンダリングしてくれるけど、2枚目でやはり同様(=スレイブ不参加+完了直前に応答なし)の現象が起きる。 ええっ サテライトレンダリングって、1回きりしかできないの? 1回リジョン描いたら XSI 再起動しろってこと? 1枚レンダリングするごとにプロセス終了してまた次の1枚レンダリングしろってこと? ゴルァ。


さんざんあーだこーだやって、WEB 調べて、結局 XSI7 の新機能である BSP2 が悪さをしているらしいのでこれを環境変数でオフにして旧BSP に戻してやるとちゃんとできることが判明。

でもこの方法でコマンドラインからレンダリングすると、レンダリングはちゃんと完了するが最後に XSI のプロセスが終了してくれない(コマンドプロンプトが立ち上がったまま固まってる)という問題が出ている。まだ再現性100%と言えるまで実験してないので追試が必要。ふう、ひとつ解決すればまたひとつ・・・・。 いつものことだけどさ



上の画像は、サテライトレンダリングを使って50分でやったやつです。1枚絵なので、1枚目はちゃんとレンダリングしてくれるのでなんとか完了できた、って感じですかね。

やっぱ七ちゃんやっぱ問題多いなあ。 絶賛してる人も多いけど、そりゃあ全部額面どおりに動けば俺も絶賛するけど、額面どおりにはほど遠い。 諸手を上げて絶賛している人は深く使い込んでないだけでしょう、と思ってみたり。  こんなことしてると自動机に絶滅させられちゃいますよ Softimage さん。


サテライトレンダリングは今のところ実務ではほぼ使わないが、マトモに動くならクソ重いマテリアルをレンダーリジョンで試しながら詰めていく時などで活躍するだろうなと思ってた。しかもこれだけ重いことやるなら4倍も速くなるということも実証されてしまったし、ううむ、検証を続けざるを得ないな・・・・。 七ちゃん、もうこれ以上問題増やすなよもう。


ところでガラスの海老の置物が欲しくなっちゃった。3Dデータ渡したらガラスの立体にしてくれる所ってないでしょうか。





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