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2008年8月31日 (日)

地獄少年。

SIGGRAPH 以来、すっかり映画カブレになっちまったよ。いつもの俺らしいな。じきに冷めるんだよな。

ということで最近DVDでよく映画を見ているんですが。  今さらなものばっかりですけどね。

今回は Hellboy を見ました。

Hellboy1

今なら2を見るべきなんだろうけど、まずその前に1を見ておかないと、というだけで見たんですが、お話はあんまり面白くなかったなあ。もっとこう、どばばば!と盛り上がって欲しかったのに、比較的淡々と進んでしまった感じ。 最後にヒロインが生き返るのもなんだかよくわかんないしなあ。


でもこの映画は、なんと言ってもヘルボーイ君のキャラクターに尽きますよね。狙い過ぎてる感じもしなくもないけど、やっぱりかっこいい。皮肉屋で悲観的で不器用で超強い男。憧れちまうじゃないですか。   Oh, crap.  2を見る理由はこの台詞を聞くためだけで十分ですね。

わあ、原作のヘルボーイ君のデザイン、すげえかっこいいなあ。コミックス欲しくなってきた。



VFX は今見ると少し色あせて見えなくもない。特に火系とかが。 4年も経つとやはり進歩するもんだな。 と言いつつ先日見た The Day After Tomorrow などは同じ4年前でも全く色あせず燦然と輝いておりましたが。

VFX は Tippet Studio を中心に、 OrphanageCafeFXEdenFX などがクレジットされてました。

Tippet Studio での VFX の話がここに。
http://www.vfxtalk.com/feature/int_130504.php

http://www.vfxtalk.com/forum/vfxtalk-com-interviews-jim-mcvay-t2592.html?s=564fc34557d4a9b6e07442f25f66058a&t=2592

なかなか面白い。水の中の半魚人とザコ(サマエル)の格闘シーンは、水の中じゃなくて外で撮って後処理で水中にしてるそうで、ほうほう、そうなんですか、でもあんなの水の中で撮れないだろうから当たり前か。 

サマエルと、サマエルが出す泡と、フレア(劇中に出てくる、明かりとして使う発光体のことか)は全部 Maya で作って、インハウスシェーダ使って Renderman でレンダリングしているとあります。 ああ、やっぱり Maya なんですか。 ティペットさんのとこは、Starship Troopers 1 の頃は Softimage 使ってたよね。乗り換えたんですか。

After Effects は Maya のカメラ情報を持っていけるのでその泡には AE を使った、と書いてあります。 でも合成のメインツールは Shake だそうで、Combustionも一部使ったそうです。

コンポジターになりたい人へのアドバイスとして、目を肥えさせるために外に出てものをよく観察しなさいとか普通のことも言っていますが、加えて 「音を消して映画を見る。 ビジュアルだけに集中できるから」 だそうです。へえー、これは考えたことなかったな。なるほどなあ、確かにそうですね。 繰り返し見た映画とかでやると有効そうですね。今度やってみるか。 新たな楽しみになるかもしれないなあ。

さすがティペットさんの所だけあって、クリーチャーの動きもよく出来ていると思いました。触手系のいやらしい動きがとても気持ち良いし、ザコクリーチャー達の狂ったような興奮したようなしぐさも良い動きだし。  シェーディング・ライティング・レンダリングも良くて、おそらく一部(たぶん寄りのショットで)はパペット/アニマトロニクス/着ぐるみだか、いわゆる本物の造形を使っていると思うんだけど、本物ショットとCGショットで見分けはつかないなと思いました。 最後のタコの王様の所で、ちょっとなじんでないショットもありましたが。

でもねえ、ヘルボーイ君がCGになると、この間書いた The Clone Wars のごとくやっぱりカクッと不自然な動きになっちゃうんですよねえ。 クリーチャー達と絡みまくって格闘するショットとか、タコの王様に吊り上げられるショットとか、その辺のヘルボーイ君の動きが不自然に感じました。急にストップモーションアニメーションになったかのような、あるいは急にゲームっぽい感じになったかのような。

どれだけレンダリングが絵に馴染んでいても、この動きの不自然さで 「ああCGだ」 とバレてしまう。 いや、たとえCGだとバレてもショットとして気持ち良ければそれでいいと思っているんですが、やっぱり不自然な動きは気持ちが良いわけなくて、ちょっとシラけてしまう。 人間の動きってやっぱり難しいんですね。 もちろん The Clone Wars よりはずっとマシでしたが。
(まあ、そもそもの絵の方向が違いすぎる2作品なので、単純には比較できないですけど)


EdenFX というスタジオは知らなかったんだけど、WEBサイトの Gallary のページを見たら Hellboy で担当したショットのブレイクダウンがありました。面白かった。ほほう、そんな地味な所にもCG使ってるんですか、みたいなのもあったり。


それにしてもヒロインのセルマブレアさん、かわいいなあ。
美人で、少し暗い影があって、たまに少女のような可愛さが見えるという、俺はこのパターンに弱い気がする。。。。  ま、俺の場合弱いパターンはいっぱいあるんですがね。。。。



ということで地獄少年2を見たいのですが、あれ? 日本は公開まだなんですね?
なんだ、もうDVDになってるくらいだと勘違いしてた。



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