emFluids - Fluid Dynamics for XSI
XSI のパーティクルのプラグインを開発しているという奇特な方が。
http://www.xsibase.com/forum/index.php?board=13;action=display;threadid=31728
EmFluid と言うらしい。この人自身ではなく、仲間が作って
いるらしい。説明を読んでみると、まったく新しいものでは
なく、既存のパーティクルシステムを利用したものだそうで。
既存パーティクルのどの部分にどうやって絡ませるのかなど
インターフェースの詳細はまったく不明。Fluid(流体)に
特化したものみたい。
箇条書き部分を訳してみると・・・
・XSI標準のパーティクルを使用したシステムである
・シーン内に複数の fluidcontainer を持つことが可能
・fluidcontainer は、resolution, viscosity , timebase....
などのパラメータを持つ
・fluidcontainerは任意の数のvelocityforces を持つことができて、
すべてアニメーション可能
・XSI標準の Force や obstacle もこのパーティクルシステムに
影響を持つ
fluidcontainer とは、ダイナミクスのシミュレーションが行われる
バウンダリボックスのようなものであろう。この中で全てのことが
起こる、ということだと思う。
resolution(解像度)とは、fluidcontainer内をさらにいくつもの
ボクセルに分けて計算させるその細かさのことであろう。viscosity
は流体の硬さ(粘っこさ)であろう。 timebase とはなんだろう?
「全部このままで、ただし全体のスピードはもっとゆっくりしたい」
とかそういうパラメータだろうか? だとしたら、すげー嬉しい。
velocityforcesってのは、独自のフォースを持つのだろうか?
また、XSI標準のフォースや衝突計算なども効くと書いてある。
その後に続くスレッドの書き込みを見ると、これはあくまでも
パーティクルの挙動(動き)を作るためのものであって、独自の
ボリュームシェーダを持っているわけではないそうで。つまり
レンダリングには既存のシェーダを使うことになるわけで、
これはちょっとがっかり。 ただし、BA や Genie Tail と
連携ができるなら(できるそうだ)かなり良いかもしれない。
火と煙には使えるが液体には向かないだそうで。
5.11 で開発しているが 6.02 でも動いているそうで。
64bit 版は、有志の方がコンパイルしてくれるそうで。
もうすぐ SIGGRAPHで Moondust が発表されるかも? という時期に
出してくるあたりも、うむ、気に入った。本当にMoondust が出た
としても、どのみち今すぐ現存のパーティクルをなくすことは無い
だろうから(なくされたら困る)、オプションが増えるのは良い
ことだ。使いにくいやりにくいあれもできないこれもできないなどと
文句を言いながらも長年使い続けて来たパーティクルなので、
ないと困るのだ。
1~2週間以内にフリーのベータ版が出て、その後リリースの
模様。ということは正式リリース版は有償なのだろう。
是非ベータを使ってみて、良かったら絶対に買うであろう。
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